幼稚園日記

スナップエンドウ〈その1〉 2012/05/14

公開日
2012/05/15
更新日
2012/05/15

幼稚園の様子

5月12日に西賀茂農園で収穫してきたスナップエンドウを,子どもたちにも味わってもらおうと準備をすることにしました。

まずは莢のすじとりです。
1階のホールで私が一人始めていると,
「なにしてるの?」
「ぼくもしたい」
「わたしも手伝ってもいい?」
と4歳児のばら組の子どもたちがいっぱいきてくれました。
「スナップエンドウは莢も食べられるんだけど,すじだけは硬くておいしくないから,全部とろうと思って・・・ここのところを少しだけぽっきとして,すーっとこんなのがとれるのよ。一緒にしてくれる?」
「やる,やる!」

最初は少々難しかったようですが,おもしろくなってきたようです。

スナップエンドウの形状を見て
「笛みたいや」
と吹くまねをしたり,
「これはひげや」
と鼻の下にあて,今度は縦横を反対にして
「鼻水〜」
おもしろいことを考えるね。

全部終わってばら組の子どもたちはスナップエンドウを食べるのを楽しみに自分の遊びに戻っていきました。

次にやってきたのは,5歳児のゆり組です。
「なにしてたん?」
「スナップエンドウのすじとりを,ばら組さんが手伝ってくれてたの」
「ふ〜ん,やりたかったな・・・」
「それじゃ,ちゃんとすじがとれてるか確認してくれる?」
「いいよ・・・・あれあれ,とれてないのがいっぱいあるわ」
「このままやったらおいしくないのもあるかもしれんし,もっかい全部見てあげるわ」
ということで,もう一度全部確認して,とれていないのを再度すじとりしてくれました。

4歳児はお手伝いするのが楽しくて,わいわいとやっていました。
私も,ちゃんとできることではなく,手伝う楽しさや役立つうれしさを感じてもらおうとかかわっていました。

5歳児になると目的に合わせてきちんとやり遂げようとする力がでてきます。
なんのためにこれをしているのか,できていないとどう困るのかをちゃんと理解して責任をもってできるのです。
「これできてないみたいやし,もう一回やってみて」
「これは,こういう風にしたほうがいいよ」
と声をかけても,それにしっかりと応えてくれます。

横で見ていた3歳児の子どもが,莢から豆を出し始めました。
「このお豆は莢ごと食べられるから出さないでね」
と声をかけるのですが,豆を出すことが楽しくなってどんどん出していきます。
「みんなの食べる分がなくなっちゃうから,もうお豆だすのおしまいにしてくれないかな〜」
私が困ってお願いし続けているのを見て,5歳児のゆり組の子どもが
「先生,ちっちゃい人なんやし,いいことにしてあげ」
と諭されてしまいました。
そのやりとりを聞いてか,豆を出していた子どももやめました。
ついつい大人の都合でものを言っている私・・・
発達の違いを見極め,その子どもに合った対応をする5歳児・・・
おそれいりました。