幼稚園日記

あわあわ 2012/05/11

公開日
2012/05/11
更新日
2012/05/12

幼稚園の様子

5歳児のゆり組は,先日から石鹸であわあわ遊びを楽しんでいます。
「ねえねえ,ちょっとそのあわあわちょうだい」
「ここには入れんといてや」
「この泡とこの泡をあわせたら,こうなったんやで,やってみて」

自分の発見したことを伝えあったり,泡をもらいあったりなど,友達とのやりとりの声がいっぱいあります。

3歳児でも色水遊びをしていますが,自分のしていることが楽しくて,友達とではなく,自分の世界で遊んでいます。
同じような遊びをしていても発達が違うと遊び方も違うのがよくわかります。

ゆり組の子どもたちが何人か,ペットボトルに色水と泡を入れて蓋をしています。
どうやら蓋に小さな穴が開いているようで,ぼんっと勢いよく落とすと蓋から泡が飛び出します。
中の水や泡の量を変えたり,落とす高さを変えたり,蓋をはずしてみたりといろいろ試して水や泡の飛び出す様子の違いを楽しんでいました。

何の気なしに見ているとただ水遊びをしているようですが,とてもおもしろい実験ですね。

小学校では授業の最初に子どもたちが本時のねらいを確認するステップがあります。
児童はその時間そのことを学ぶということを意識して学習します。

幼稚園では,子どもは遊びの中で無自覚に様々なことを学びます。
それを読取り,意識づけていくのは教師です。
意識づけるといっても『今あなたのしていることは物理の勉強で,落下と液体の粘性の関係を調べているのです』なんていうことを伝えるのではありません。
「それ自分で考えたの?おもしろいね」
「そっか,水がねばねばしてるからあんまり出てこないって気づいたのね」
「○○くんは△△ちゃんの考えたことから,もっとこうしたらって考えたの!すごいね」
などなど,発想や方法の独自性,自然の摂理や関係性の発見,友達と意見をかわすことによって高まっていく考察,学ぶことのおもしろさ・・・そのようなことを5歳児には5歳児なりに,4歳児には4歳児なりに,3歳児には3歳児なりにわかるように伝えていきます。
時には子どもなりに現在の科学で認められていることではない考察を導き出すこともありますが,『それは間違いです』と正すのではなく『おもしろいことを考えたんだね』『それは新しい発見かもしれないね』と自分でやってみて考え出した独創的な思いを賞賛していきたいと思います。