幼稚園日記

みずにつよいもの,みずによわいもの

公開日
2009/07/01
更新日
2009/07/01

幼稚園の様子

 ばら組の子どもたちは,空き箱や空き容器を使っていろいろなものを作って遊ぶことが大好きです。作って遊んだ後はお片づけになるのですが,ばら組の子どもたちは,空き箱や空き容器を《みずにつよいもの》《みずによわいもの》とかかれたコンテナに分けて片づけています。これは今までの遊びや生活の中で,ばら組の子どもたちが空き箱や空き容器と水の関係で《みずにつよいもの=やぶれない,もれないなど》《みずによわいもの=やぶれる,こぼれる,もれるなど》など自分たちが経験して感じたことから生まれた言葉のばら組オリジナルの片づけです。
 片づけながら,「これはつよいな」「これはどっちかな」などと考えたり,友達と確認しあったりしている姿があります。今まで経験していない新しい素材の時には「これってどっちやろ?」「1回水を入れてみたらわかるな」など話すしていました。どうするのかな・・と思って様子をみていたのですが,そのときは結局水を入れずに,二人で相談の結果《みずによわい》方に片づけていました。
 またある時には牛乳パックは水に強いか弱いかということが,クラスで意見が分かれて結論が出ずにいました。今度は「1回水を入れてみよう」ということになって,机の上に水を入れた牛乳パックや他の容器が置かれました。半信半疑な子どもたちですが,牛乳パックの底を触っては,「やっぱり濡れてへんし,水に強いと思うわ」と確認し確信していました。
 大人が答えを出してしまうのは簡単ですが,失敗して水浸しになってもいいので自分たちで試し,確かめ,気づいていくことが今の子どもたちにとっては,とても大切なことになってくると思います。そんな経験を大切にしていきたいと考えています。
 片づけ一つをとっても子どもたちはその中で,試したり,気づいたり,発見したりして学んでいくことがたくさんあります。そのことを友達と共有することで,更に確かめ合えたり,思いを伝えたり,聞いたりできるようになり,ゆくゆくは協同していろいろなことに取組んでいくことができるようになっていくと思います。
 自分からいろいろな遊びにかかわって遊んでほしいと願っていろいろな環境を整えると同様に片づけについても子どもたちが自分たちで片づけ,生活しやすい環境を整えていくことが大事なんだなあと改めて私たち教員も,このばら組の子どもたちの片づけから学ばせてもらいました。これからも子どもたちと生活を進める中で,共に考えていきたいと思います。