日文研の出前授業(4)
- 公開日
- 2010/12/21
- 更新日
- 2010/12/21
学校の様子
12月20日(月)出前授業の5回目が6年3組で行われました。「マンガは世界にどう伝わったか」をテーマに講義が繰り広げられました。
日本とアメリカのマンガの違いをまず考えました。
日本のマンガ アメリカのマンガ
ページは左→右 ページは右→左
色は白黒 色はカラー
文字は縦書き 文字は横書き
厚みは分厚い 厚みはうすい
人物の目が大きい 人物の目は普通
これだけを比べても違いが明確です。では,日本のマンガを外国に持っていくときはどうしたのでしょう。随分と試行錯誤が繰り返されたといいます。
ページの左→右 を 右→左 に変えるために,絵を鏡に映すように左右逆にした。すると,困ったことに,左へ走るべき車が右へ走り,右利きの人がすべて左利きになってしまいます。文字を書く手だけでなく,ヴァイオリンを弾く姿までが逆になってしまいます。これでは絵がおかしくなるので,日本と同じようにページを繰るように考えました。
しかし,日本語では,視覚の動線がスムーズでリズムよく読めるマンガであっても,横書きの英語の文字になると,目の動きはいったりきたりで大変読みづらいことがわかります。「ドラゴンボール」のアメリカ版などはそれです。
また,外国のマンガ家が日本のマンガ家の影響を受けた例もたくさんあります。「ダーティハリー」などは登場人物の目が大きくて日本のマンガに似ています。文化が変化し各国に伝わっていきます。「ドラえもん」「ちびまる子ちゃん」などはアジアの国に輸出されています。ベトナムでは,日本のマンガ「ドラえもん」「名探偵コナン」はよく知られています。
外国のマンガは年齢層がはっきりしていることや,日本のマンガは規制がゆるやかであることも学びました。