京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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入園のご相談・見学など、随時OKです。園庭開放は9時30分から15時30分まで毎日行っております!お問い合わせは461−3642までお電話ください! みんなあそびにおいでよ!翔鸞幼稚園に!!

「幼稚園でも学校でも,なぜ挨拶,挨拶を・・」と言うの?

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 なぜ? 挨拶・挨拶って言われるの?

 幼稚園でも小学校や中学校でも高校でも「おはようございます」「ありがとう」と挨拶や感謝の言葉が言えるようにしましょう。とやかましく言います。なぜ,挨拶挨拶,ありがとうが言えるように,というのでしょうか? なぜどこの学校でも学校目標にしているのでしょうか? 誰のために言うのでしょうか? 挨拶しても返ってこないことも多いし自分から言うことはあほらしい時もありますよね。
 挨拶や感謝の言葉は,「あなたを大事に思っていますよ」「私はあなたの敵ではありません。味方ですよ」という心を言葉に乗せて,相手に伝えているものだと言えるのですね。丁寧な人は挨拶のとき頭を下げてお辞儀もします。相手に頭を垂れ地面や自分のおへそを見ます。昔で言えば相手が敵なら「面〜(メーン)」と頭を砕かれることでしょう。でも,頭を下げて「おはようございます」「こんにちは」「私はあなたの味方です。友達になりたいです」という態度の人に「メーン」と普通はいかないと思います。挨拶をしてくれる人は悪い気はしない相手ですし,お辞儀までしていたら隙だらけの無防備状態の人だからです。そんなところに「メーン」などと卑怯なことはしないということが日本では昔から人の道だったからです。
 では,挨拶は相手との紛争を避けるもの折り合いをつけるところに,その意味があるのでしょうか?
 毎朝通用門でお母さんやお父さん,おうちの人と一緒に登園した子ども達を迎えます。「おはようございます」と大きな声で挨拶をします。どちらが先に挨拶をするかわかりません。子ども達もおはようございますと挨拶をしてくれます。お迎えする私としては,在園児やお父さんお母さん方にも「おはようございます」と挨拶をしますので50回以上は自分からも言っていると思います。すると心の中に不思議な感じが沸き起こってきます。「今日は朝からいまいち調子が悪いなあ。疲れているのかなあ,・・」という日でも,自分の挨拶の回数が増えていく度に心が元気になっていくのです。
みんなを迎えた頃にはすっかり元気一杯十杯百杯になっています。不思議なことですね。
 なぜなのでしょう? 何十回も挨拶をしたら疲れるはずが,逆に元気になるのはなぜなのでしょう?
 みんなに元気を与えたつもりでいましたが,実はこの現象をよくよく考えてみるとみんなからパワーをもらっていたのだということが分かりました。みんなを迎えているつもりが逆に迎えられていたのですね。すごいことです。
 ある和尚さんがおっしゃいました。「挨拶をしたり他人に優しくしたり,ありがとうと感謝の言葉を言ったり掃除や片づけ整頓をしたりした後は,何か心がスッキリとしませんか? するでしょ。なぜだと思いますか? 私たちの体には毎日埃や垢がたまりますね。だからお風呂に入りシャワーをかかるとスッキリしますね。実はね,心にも毎日毎日垢がたまっていくのです。硬い殻になるまで垢がたまったら容易には取れませんよ。頑固一徹になって他人の話も聞けなくなります。素直に他人の話が聞けないのでいつまでも成長できなくて益々意固地で頑固になっていくのです。さあその心の垢をあなたはどのようにしてとりますか?」「えっ?そうなったら大変なことです。どうしたら心の垢がとれるのですか?」
 「挨拶をしたり他人に優しくしたりありがとうを言ったり,掃除や片づけや整頓をしたりした後は,何か心がスッキリとするでしょう。心がスッキリしたというときは、心にシャワーがかかって少し垢が取れているからなのですよ」ということでした。
 自分からの元気な挨拶や優しい行いや掃除も片付けも実は自分の心にシャワーをかけていたのです。何十回も挨拶をしていたら何十回分の心の垢が落ちていたのだ,とよくよく考えていくとそういうことだったのです。そして,もっともっとよく考えたら,もう1つ理由がありました。大きな声で挨拶をすると自信が1つつくのです。「昨日まで返事の挨拶も言えなかったのに,今日は言えた」「自分から先には挨拶できなかったのに,自分から先に言えることができた」その度に,自分の心の中に自信の貯金がその分貯まっていくのです。自信がつくと元気になってやる気が出てきます。あなたの周りにいる自信満々の人はきっと元気だと思いますよ。
 垢が少し落ちて心がだいぶすっきりして,その上自信貯金も貯まっていきますので前より元気になっていたのです。一体誰のために挨拶を? と尋ねられたら,その答えは自分のためだということでした。みんなから一番元気をもらって一番得をしていたのは,実は自分だったということです。
 挨拶にはすごい力がありますね。みんなで挨拶貯金をどんどん殖やしていきたいですね。

2 可能性を伸ばす「子育ての極意」

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 2 子育ての極意
(1) 自分で決定させること。
 自分で決定する力,結果を受け入れて自分が責任を負う考え方が身につきます。
 どんなに小さい赤ちゃんでも自分の意思があります。そこで自分で判断して選択させるという子育て方法を赤ちゃんの時から実践したいものです。
 例えば,おもちゃを与えたい場合です。「はい。このオモチャをどうぞ」とオモチャを赤ちゃんに渡すのはよくないです。赤ちゃんに言わせたら,「なんでこんなものを押し付けるの。」と思っているかもしれません。それよりも「どれがいいですか。1つ選んでね」とおもちゃのところまで赤ちゃんを連れていき,最初に手に取った方を選ばせるいう感じです。「好きなのを見つけたね」と褒め,「自分が選んだのだから大事にしようね(責任は自分だよ)」という習慣をつけたいと思います。
 デパートへ連れて行く時です。「今日はデパートへ行くけれどオモチャは買いません。デパートへお母さんと一緒に行く? それとも,家で留守番する?」 
「お誕生日のプレゼントを今買ってもらいたい?それとも,みんなに祝ってもらうお誕生日にプレゼントしてもらいたい?」こんな具合です。
 
(2) 考えや行動を認め励ます言葉をかけること。
 自分に自信と誇りを持ち責任感を高め自分は大切な存在なのだと自覚するようになります。
 赤ちゃんが初めて立ち上がった時には「自分の足で立ったね。すごい」とみんなで喜び褒めますね。この調子で,子どもが大きくなっても考えや行動を喜び褒めてほしいと思います。
 悪い言葉を使った時,行動した時。「新しい言葉を覚えたね。すごいね」と先ず受けとめます。そして「この言葉はこういう意味なんだよ」と教えてあげます。子どもは,意味を深く知らないで考えないままに使ったり行動してしまいます。そこで,マイナス言葉(行動)とプラス言葉(行動)を比べてどちらがよいだろうかと自分で選択できるように意識して子どもと関わりたいと思います。
 少しでも変容したり頑張っている場面を見た時は,「大きな声で言えたね」「辛抱して座っていたよ」「前よりこれだけすごくなっているよ」「挑戦しているね」などと事実を語ることが,最大の褒め言葉で認める言葉になります。
 園児に限らず小学生や中学生,高校生や大学生でも「お帰り。今日も頑張って行って来たね。おやつがあるよ。一休みして」と一日の行動を認め,ねぎらってあげたいものです。

(3) 大人の感動を語ること。
 子どもが感性豊かになり,見えないものが見えるようになります。
 大人は,感じたことをもっと声に出すことが大事です。「気持ちの良い風が吹いている」「汗いっぱいで道路工事がんばってくれているね。だから道路がきれいになるね」「隣りのおばあさんが毎朝お地蔵さまに新しい水をお供えしているね。毎日なんて誰でもできないよ。すごいね」「きれいなイラスト。笑顔の絵が好きだよ」などなどプラスの感動を独り言でもいいので,子どもに聞かせたいものです。愚痴や嫉みや恨みなどはあまり聞かせたくないマイナス言葉です。
 子どもは大人の感動言葉と場面とをインプットしていきます。そして,同じようにいろいろな出会いに感動できるようになります。相手の言葉や行動をよく見て感じ取り,本来は見えない相手の心が見えるようになっていきます。また,植物や動物の本来は見えない心も見えるように理解できるようになります。
 豊かな心はすべて自分のプラスになって自分に返ってきます。豊かな想像力や責任感,自尊感情や自己有用感が高まり回りからも信頼されていきます。

(4) 「私は」を主語にして子どもと関わること。
 子どもは自分を振り返り次から考えて行動するようになります。
 「すごいね。がんばっているね」で終わるのではなく「すごいね。がんばっているね。ママはとてもうれしいよ」と言うのです。「今のことはあなたが悪い」と言うのではなく「今のことは,ママは悲しいよ」と言うのです。
 「あなたが悪い」「あなたが間違っている」と相手を主語にして関わると反発が大きくなりますが,「ママは」とか「パパは」とかを主語にすると自分の言動を振り返るようになります。ぜひ試してみてください。

 以上の4つは子育ての極意です。実践してみていただけたら有り難いです。また,実践して変容したことを教えてもらえたら嬉しいです。子育ては自分育てと言われます。親子の奇跡的なご縁を毎日感謝していきたいですね。

子どもは無限の可能性

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 子どもには無限の可能性があると言われます。「あなた方には無限の可能性があります。未来は360度開けています」とお祝いの言葉などで言われます。無限の可能性て本当でしょうか? また,その可能性を可能にするための子育てには何が必要なのでしょうか?
一緒に考えていきましょう。

1 子どもは無限の可能性
○宇宙誕生が今の人間にもつながっているのです。
 138億年前にビッグバンがあったと言われています。
宇宙の爆発です。宇宙がその時から始まったと言われています。それまで闇であった空間?が,爆発の火で粒子が飛び散り辺りは明るくなりました。チリやガスが広がり濃いところと薄いところができました。それぞれの物質が持つ引力の力でチリやガスの濃いところは,周りのガスやチリをさらに引きつけて大きくなり濃くなっていきます。その繰り返しで何十億年もかかって丸い星ができてきます。内部は圧力がどんどん高まり,ある日星の核が核融合を始めます。今の太陽の原型が宇宙のあちらこちらにできました。自ら光を発する恒星の誕生です。地球を照らす太陽も46億年前にできたといわれています。
 同じ頃恒星になりきれなかった小さな星が,恒星の引力に引かれて衝突して消えたり近くまで引かれて遠心力で宇宙空間へ飛ばされたりしました。恒星に引かれて近づいた星の中で引力と遠心力とのバランスが取れていたものが,衝突しないで遠心力に飛ばされないで恒星の周りを回るようになりました。惑星の誕生です。地球はこうしてやはり46億年前に誕生したと言われています。(詳しくはニュートン・太陽の起源)
 そして早くも40億年前になると海に生命の起源となるものが誕生したのだそうです。38億年前になるとバクテリアが生まれました。海で進化がどんどん進み川や陸へと広がりました。そして人類の誕生は500万年前のオウストラロピテクスと呼ばれる猿人の誕生と言われています。

○生命の進化の過程で経験獲得したあらゆる遺伝子が生きて働き,目覚めを待っています。
 一人一人の子どもは,誰でもですが,宇宙誕生の138億年前から今まで一度も途切れることなく生命の元や生命が続いてきたから今があります。一人一人は138億年の歴史を受け継ぎ138億年のご先祖さんの遺伝子がこの体の中で今生きて働き目覚めを待っています。
 ガスやチリ,バクテリアやプランクトン,魚類から両生類へ,そして哺乳類からヒトへと進化する過程の中で遺伝子を次に伝えながら進化してきました。つまり,今いる私たち一人一人はこの138億年の歴史を身体の中に受け継いで持っていている。138億年間の生命の元や生命を生かし続けてきた能力やノウハウが一人一人にすでに備わっているのです。138億年という考えられないような長い年月で培われてきた様々な知識や能力や可能性,それはまさに無限の可能性があると言えるのではないですか?
 子ども一人一人は,また生きとし生けるものすべてがとても貴重で格別な存在なのだということをよくよく噛みしめたいと思います。
 次回は,子どもの無限の可能性をどうしたら目覚めさせ伸ばせるのかを考えていきたいと思います。

6/15(日) 日曜参観 N01

年少組さんは初めての日曜参観日です。遊びの様子をお家の人に見てもらいました。ニコニコ笑顔で見てもらいましたね。そしてお家の人と楽しく過ごしましたね。
 一緒に竹のぽっくりを作りました。乗って歩けるようになるには自分の力が必要ですよ。みんなはきっとがんばれると思いますよ。
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子どもの可能性をグングン伸ばす教育

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 子どもは加点主義で育てると自信を積み重ねぐんぐんやる気を出して前向きになっていきます。
 裸で生まれてきた赤ちゃん。ゼロからの出発の赤ちゃんも直ぐにいろいろなことができるようになります。「ハイハイできるようになった,すごい」「1歩あるけたね,パチパチ。すごいね」「トマトもモグモグ食べたね,えらかったね」などお母さんお父さんは赤ちゃんに声をかけ一緒になって喜びます。これらは全部加点主義です。「できた」「できたと認めてもらえた」と子どもは自信をつけ自己肯定感や発想力を高めていきます。
 しかし,日本の子育てや教育ではどこの時点からか減点主義になっていきます。完璧なことから少しでも外れてマイナスがあると「何でできないの」「80点? 何でここ間違えたの!」「さっきから言っているでしょ,どうしてしないの」などと,叱られます。減点主義は「ここはアカンかった」という否定ですから,いつもそのパターンで大人や友達に言われていると,言われる子どもはだんだんと嫌になります。また自分が否定されているという意識になっていきますので,自己肯定感も低くなり「どうせ僕なんか・・」「どうせ私なんか・・」と意欲も何もなくなっていくのです。
 私たち大人もまだまだ未熟です。だからこそ,その子の良いところをたくさん見つけて言っていきたい,その子の1ヶ月前より・1週間前より伸びたところや良く変容してきたところを見つけて「ここがすごいな,がんばっているな」と加点主義でどんどんと語っていきたいと思います。
 子どもの良さを見つけて言葉に出して言うことができるということは,その良さや変容に少しでも私たち大人が気付き感動できているということです。気付き感動できるということは,すごいなあと少なくとも思っているのです。すごいなあと思えるということは,自分もそうなりたいというあこがれがどこかにあるのですね,そして同時に自分もそうしよう,マネしよう,そうなりたいという実は学びでもあるのです。肯定的に気付いたり感動したりそれを口に出して言っているということは,言っている大人自身がその時点で着実に学び成長しているのです。そんな?と思うかもしれませんが,間違いありません。その証拠に,私たちの周りにいるそのような加点主義の方は,常に前向きで向上していると思いませんか。そのような方は日々進化しているのですね。
 翔鸞幼稚園では一人一人の子どもの良さやその子のがんばっていること,がんばって伸びてきたことを子どもに語り伝え励ましていくという保育を最重点教育として積み重ねてきています。その結果,子ども自身が自信を重ね主体的に物事に取り組み,相手に優しくなっていきます。これは,教職員が一丸となって取り組んでいるということ,教職員も保護者も子どもたちに負けないように笑顔を日々明るく変容進化していくように努力を重ねているからです。
 今の時代は,子どもが大きくなったときにはもっと世界を相手にしなければなりません。また,災害や気候,各地での紛争なども地球規模の問題となり,自分はどう考えて行動していくのかを,生きていくために判断して選択していかなければならない場面が人生で何度も出てくると思います。。
 話が少しずれたかもわかりませんが,ぜひ翔鸞幼稚園とご縁がありますように願っています。そして大人も子どもも共に育っていこうではありませんか。ここで学ばせてもらったことは,子どもにとっても大人にとっても自分を一生支えてくれる大応援団になっていきます。
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学校行事
3/24 三学期終業式
3/30 離任式 午後1時30分より
京都市立翔鸞幼稚園
〒602-8393
京都市上京区御前通今出川上ル鳥居前町671
TEL:075-461-3642
FAX:075-462-5321
E-mail: syoran-e@edu.city.kyoto.jp