最新更新日:2024/05/14 | |
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子どもは無限の可能性
子どもには無限の可能性があると言われます。「あなた方には無限の可能性があります。未来は360度開けています」とお祝いの言葉などで言われます。無限の可能性て本当でしょうか? また,その可能性を可能にするための子育てには何が必要なのでしょうか?
一緒に考えていきましょう。 1 子どもは無限の可能性 ○宇宙誕生が今の人間にもつながっているのです。 138億年前にビッグバンがあったと言われています。 宇宙の爆発です。宇宙がその時から始まったと言われています。それまで闇であった空間?が,爆発の火で粒子が飛び散り辺りは明るくなりました。チリやガスが広がり濃いところと薄いところができました。それぞれの物質が持つ引力の力でチリやガスの濃いところは,周りのガスやチリをさらに引きつけて大きくなり濃くなっていきます。その繰り返しで何十億年もかかって丸い星ができてきます。内部は圧力がどんどん高まり,ある日星の核が核融合を始めます。今の太陽の原型が宇宙のあちらこちらにできました。自ら光を発する恒星の誕生です。地球を照らす太陽も46億年前にできたといわれています。 同じ頃恒星になりきれなかった小さな星が,恒星の引力に引かれて衝突して消えたり近くまで引かれて遠心力で宇宙空間へ飛ばされたりしました。恒星に引かれて近づいた星の中で引力と遠心力とのバランスが取れていたものが,衝突しないで遠心力に飛ばされないで恒星の周りを回るようになりました。惑星の誕生です。地球はこうしてやはり46億年前に誕生したと言われています。(詳しくはニュートン・太陽の起源) そして早くも40億年前になると海に生命の起源となるものが誕生したのだそうです。38億年前になるとバクテリアが生まれました。海で進化がどんどん進み川や陸へと広がりました。そして人類の誕生は500万年前のオウストラロピテクスと呼ばれる猿人の誕生と言われています。 ○生命の進化の過程で経験獲得したあらゆる遺伝子が生きて働き,目覚めを待っています。 一人一人の子どもは,誰でもですが,宇宙誕生の138億年前から今まで一度も途切れることなく生命の元や生命が続いてきたから今があります。一人一人は138億年の歴史を受け継ぎ138億年のご先祖さんの遺伝子がこの体の中で今生きて働き目覚めを待っています。 ガスやチリ,バクテリアやプランクトン,魚類から両生類へ,そして哺乳類からヒトへと進化する過程の中で遺伝子を次に伝えながら進化してきました。つまり,今いる私たち一人一人はこの138億年の歴史を身体の中に受け継いで持っていている。138億年間の生命の元や生命を生かし続けてきた能力やノウハウが一人一人にすでに備わっているのです。138億年という考えられないような長い年月で培われてきた様々な知識や能力や可能性,それはまさに無限の可能性があると言えるのではないですか? 子ども一人一人は,また生きとし生けるものすべてがとても貴重で格別な存在なのだということをよくよく噛みしめたいと思います。 次回は,子どもの無限の可能性をどうしたら目覚めさせ伸ばせるのかを考えていきたいと思います。 |
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