京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/30
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入園のご相談・見学など、随時OKです。園庭開放は9時30分から15時30分まで毎日行っております!お問い合わせは461−3642までお電話ください! みんなあそびにおいでよ!翔鸞幼稚園に!!

4月8日(月)から新学期が始まります!

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4月8日(月)から,いよいよ25年度新学期が始まります。
桜は満開になり,チューリップも咲いて,花壇がとてもきれいです。
月曜日に,子ども達の元気な顔が見られることを,教職員一同楽しみに待っています。

豊かな心を育てる

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 豊かな心とは,どんな心のことなのでしょう? どうして幼稚園でも小学校でも中学校でも「豊かな心を育てましょう」と言うのでしょう? また,どうしたら豊かな心が持てるようになるのでしょうか?

 「気持ちいい風」「森のいいにおい。緑がまぶしいね」「あなたは声が優しいね」「(友達が竹馬に)乗れた,乗れた。よかったー」などなど自然や人や物事に共感したり,その良さや伸びに共感して語ったり言葉にできる人は,物事を肯定的に見る見方ですが,そういう肯定的に物事を見る心を豊かな心というのではないかと思うのです。
 年長組が京都水族館へ行った時のことです。入り口を入ったとたん「ウワー,見て,大きいよ」「オオサンショウウオって書いてある。すごいなー」「先生,この魚・・」「こっちへ来てー」年長組の一人一人が勝手に大きな声で心で感じたことを言葉に出して叫んでいるのです。たちまちホールは子ども達の叫び声の貸切り状態になりました。先生方は「もっと静かに」と周りを見ながら抑えるのに精一杯です。さらに中へ進んで行きました。「ワー,こんな魚がいるー」「こっちこっち」「すごいのを見つけたよ」「きれいな色,みんなこっちへ来て」新しい水槽へ進んでもこの興奮状態は止まりません。とにかく水族館を一周する間,子ども達の気持ちは高まったままです。その横をよその園の園児さんが2列で通っていきました。水槽を見ながら整然と,それも声を立てないで歩いていきました。「えらい違い」と思って隣の先生を見ると,同じように思ったのでしょう。こちらを見て言いました。「えらい違いですね。何で翔鸞の子ども達はこんなにテンションが高いのでしょう。もう恥ずかしい」
 悪く言えば興奮しすぎで乗り過ぎ。でもよく言えば,感じる心が豊かで見るものがすべて素直に心に入ってくるから,感動し言葉になって表出していると言えるのです。「こんなに喜んでくれるなんて,満員バスに乗ってここまで来た甲斐がありましたね」と先生方と語ったのでした。
 こういう子ども達の感動した表情や言葉の表出は,京都御苑へ遠足に行った時も,梅小路機関車館へ行った時もやはり同じように年少組から年長組の子ども達までどの子にも感じていることです。これは,きっと自然や人や物事など何に対してでも好意的に感じるしなやかな素直な心が育ってきているからだと思います。ですから,何をしても、何を見たり聞いたり触ったりしても楽しくてうれしいのでしょう。
 たんぽぽ組さんが遊びに来ました。初めて幼稚園へ遊びに来た1歳何ヶ月かの子たちです。よちよちと園庭で歩いている子を在園の年中や年長の女の子が当たり前のようにいつの間にか手を繋いで一緒に歩きいろいろと語って教えています。初めての幼稚園に来られて表情も緊張していたお母さんが,その姿を見てニコニコしています。そして語ってくれました。「いろいろな教育相談や遊べる施設へ行っていますが,園の子ども達にこんなに優しくしてもらえたのは初めてです。とても優しい安心できる良い幼稚園ですね。いっぺんに好きになりました」
 どうしたら,このように素直に物事を受け入れ優しくできる豊かな心の子が育つのでしょうか?
 それは,乳幼児期にお家や幼稚園で物事に感動して好意的に受け入れるという物の見方考え方を学んでいるからだと言えます。子どもは何でも大人の真似をします。真似して学ぶのです,真似ぶ学ぶということです。
 子育てに当てはめてみます。大人が物事を好意的に共感的に育てた場合はどうでしょうか? 子どもが少しでもがんばれたり伸びたりしたら「ここをがんばれたね」「ここ伸びたね」「手伝ってくれてありがとう。お母さんうれしいよ」と育てていきます。そこでは,子どもは褒めて認められるために自信を積み重ね自己肯定感や自分はみんなの中で大事な存在なんだという思いを高めていきます。ますます物事に意欲的に接し感じるようになります。そのような肯定的感動的な子育てをしたお母さん(お父さんも,以下同じ)は,同時に,自分を育てることも行っています。「さわやかな感じ(わたしの周りもさわやかにしたい)」「声がやさしいなあ(いいなあ,私もあんなふうになりたい)」「竹馬に乗れてよかったね(がんばっているなあ。あこがれる。わたしもそうなりたい)」共感している時点で実は気付いていないかもしれませんが,(  )の中のような感情を持てているのです。自分が自分の古い殻を捨てて一歩も二歩も前に進んでいるのです。同時に学び成長しているのです。ですから,子どもの成長は親の成長と言われるのです。
 反対に「さわやか?・・別に」「緑?・・ふ〜ん」「声? たいしたことない」「竹馬? 乗れるのおそーい。私なんかもっと早く乗れたわ」などと感動もしないし,反対に否定的な見方や言い方をしたらどうでしょう。この時点でこの方は学ぶ心をシャットアウトしているのです。つまり自分は,上から目線でもあるかのように「別に・・」とか「たいしたことない・・」と見ていて,自然や相手から学ぶなどということは拒否しているといえます。ですから,感動もしないし真似をしようともしません。いつまで経っても最初の位置に留まったままで何年経っても「別に・・,たいしたことない」と言っているのです。
 そんな風な見方考え方で子どもに接したらどうでしょう。子どもの物の見方考え方も同じようになっていきます。何を見ても「別に」「たいしたことない」「そんなに騒ぐことと違うや」などと物事を否定的に覚めた目で見たり聞いたり捉えたりするようになります。聞いても見ても触れても感動しないということは,何も心が動いていないということです。真似しようとか学ぼうなどという気持ちやあこがれなどは薄いでしょう。ですから,否定的なものの見方をした時点で,そこからは何も学んでいないというだけではなく,もっと恐ろしいことは,何に対してでも子どもはだんだん自信ややる気や自己肯定感を失っていくということです。肯定的な感動がないわけですからその場所にとどまったままです。それに対して,周りの友達は沢山の感動でどんどん学びすくすくと前に上にと伸びていきます。周りから褒められ自分でも自覚して自信をつけ,ますます輝いていきます。否定的な見方で育てられた子どもは,自分との開きがますます大きくなっていくことや相手との違いを敏感に感じ,自分が否定的に見られる結果,自信を失い意欲も何もなくしていきます。人との関係の中で,自分を認めてもらうために,自分で自分を認めようとするために優位に立とうとしてあえて悪いことをしたり弱いものをいじめたりして,心のバランスをとろうとするのではないでしょうか。
 子どもをよくよく見ていると,その子の良さや伸びたところが見えてきます。その事実に共感して子どもに語ってください。「ここよかったね」「できるようになったね」「優しい言葉をかけていたね・・」「緑の葉っぱをよく見つけたね」「虫の小さな足まで集中して見ていたね」などです。事実を伝えるだけなのです。実はこれは子どもにとっては最高のほめ言葉です。「見てくれていたんや」とうれしくなり,自分が大人に認められている言葉になります。子どもは自信を回復し身につけていき自己肯定感や規範意識,責任感までをも高めていきます。自主性も育ちます。
 お母さんも一言言えば子どもが一つ育つのと同じように,その時点で確実に一つ育っています。
 色々な事に先ず私たち大人が感動して声に出し笑顔になり子どもに見せていきましょう。その一つの感動で私たち大人もまた一つ育っていっているのですよ。

4月3日 幼稚園でお花見

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今日は、幼稚園の桜を見に子どもたちが沢山集まりました。久しぶりに友達に会えて、とても嬉しそうな声が響いていました。園庭のきれいな桜の花を見ながら元気いっぱい遊んでいました。

平成25年度

平成25年度が始まりました。今年度もよろしくお願いいたします。幼稚園では、チューリップや桜の花がきれいに咲いています。子どもたちが元気に幼稚園に来るのを楽しみに待っています。
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