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最新更新日:2025/09/10 |
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探究F授業の集大成として「ハッシンショー」を実施
3年生アートフロンティアコースの生徒たちは、卒業後の自身のキャリアや生き方を主体的に考えることを目的に、探究F授業の中で美術作家や大学関係者などの講演・ワークショップを通して、柔軟な発想と批判的思考を発揮し、他者に効果的に伝える技術を身につける取組を重ねてきました。
9/9(火)はその集大成として、昼休みの時間を利用して全校生徒に向けて「ハッシンショー」を実施しました。3チームに分かれ、それぞれに決めたコンセプトを元にチームで協働し、単に服飾を発表するファッションショーではなく、自分自身が伝えたいメッセージを他者に発信するというイベントです。 まだまだ外は暑い中、生徒たちは思い思いの服装や持ち物で工夫を凝らし、校舎の通路をランウェイのごとく闊歩し、それぞれの考えた決めポーズを決め、少し照れながらも笑顔がはじけていました。教員も生徒たちにプロデュースされながら、一緒に楽しんでいました。観客からはあちこちで「かわいー」と大きな声援や拍手、歓声が沸き起こっていました。生徒達は今までの楽しかった思い出やこれからの希望を胸に、思いっきり楽しんで発信していました。 グループで協働して創り上げた今回の経験を活かして、それぞれが新たな価値を生み出し、社会への貢献意識を高めてほしいものです。 ![]() ![]() ![]() ハッシンショー その2
全体写真と個人写真
![]() ![]() ![]() 能登半島ボランティア生徒派遣報告(3日目)
最終日も、取材したスポットを巡りながら輪島市方面に進みました。
外浦の海は、白いサンゴが露出し、海で磨かれた丸い石が拾えたり、流木などのごみがたくさんそのままになっていたりと、隆起の状況が見て取れました。 また、昨年に起きた集中豪雨による土砂災害の被害もあり、多くの崩れたままの家屋や道路を目にすることになりました。生徒たちにも緊張感が走ります。 派遣の前日の8月6日、この日も能登は集中豪雨で、私たちが3日目に通る予定の道路が冠水。実は、2日目でもまだ交通規制があり、通れるかどうかわからない状況でしたが、ちょうどこの日に解除されたとのことで、予定通り石川県輪島漆芸美術館に向かうことができました。貴重な輪島塗の作品を解説を交えながら見せていただきました。 (この美術館が所蔵している夜の地球儀は、現在大阪万博に出品されています) 美術館のロビーを少しお借りし、絵本をどのようにまとめるか、方向性をミーティングしました。少しだけ話すつもりが、意見が活発に交わされ、バスの時間ぎりぎりまで話し込みました。慌ただしく大学生と別れ、宮城野さんと一緒に帰路につきました。 「風景や建物が失われても、人の中に残る思い出や感情は生き続けるのだなと強く感じました。その"心の風景"を、アートの力で可視化することは単なる復元ではなく、"心に残る珠洲"を表現することだと考えます。また、復興という言葉の意味について考えさせられました。能登半島地震のような大規模災害において復興とは、"ただ戻すこと"ではなく、"未来を創ること"だと私は思います。その未来を描くために、アートは人の心を癒し、つなぎ、動かす力を持っています。能登で息づいてきた文化や芸術が、災害を乗り越えた先の"新しい風景"を創る鍵になるのかなと強く感じます。」 生徒はこのように語ってくれました。 これからも私たちにできることを考え、思いをつないでいきます。 (写真上)外浦の海 (写真中)隆起の様子 (写真下)石川県輪島漆芸美術館にて ![]() ![]() ![]() 表現演習(3年生)
表現演習授業は、生徒それぞれの希望進路の実現に向けて、大学入試等の実技試験の特色を踏まえ、実技力や応用力を養う美術専門科目です。
京都市立芸術大学、国公立大学、私立大学、関東私立大学、専門学校、就職などの様々な進路志望先に応じた5講座に分かれ、少人数で、丁寧な指導を行っています。 生徒たちは、それぞれの進路先を見据えて、現在、様々なモチーフのデッサンに取り組んでいます。 モチーフをよく観察し、明暗、調子、構図や構成に留意し、描画材(鉛筆等)の特性を活かしてモチーフの質感や空間を表現する描写力を磨いていきます。 自画像表現ではパーツの正確な描写にとどまらず、自身のコンセプトを元に、個性的な構図をそれぞれが考え、正中線、角度、光源といった描写の基本を丁寧に意識し、真剣に取り組んでいました。 後期は絵具や筆を使った色彩表現や、構成力、造形力を身につける立体表現にも取り組んでいく予定です。 それぞれが目標を明確に持ち、主体的・意欲的に授業に取り組み、生徒たち同士が切磋琢磨しながら希望を叶えて欲しいと願っています。 ![]() ![]() ![]() 第46回美工作品展(10/1〜5)のお知らせ
美術を専門的に学ぶ生徒たちの集大成、本校最大の行事である美工作品展を下記の日程で開催します。
美工作品展は昭和25年(1950年)に、当時の日吉ケ丘高等学校美術コースが「美術コース展」として第1回展を開催して以来行われている伝統ある展覧会です。昭和55年(1980年)の独立開校を機に「美工作品展」と名称を変え今年で46回目を迎えます。 『美術「を」学ぶから 美術「で」学ぶ学校へ』を掲げ、学校改革を進めてきた美術工芸高校では、移転・開校を機に、美工作品展の在り方を、高校3年間の成長や集大成の発表の場として設定し、昨年度から3年生のみの作品展示としています。なお、1・2年生については、3月に美術工芸高校校舎内で「美工1・2年生年間成果発表会」を実施します。 どうぞ、高校生の感性溢れる作品をご覧ください。 ●第46回美工作品展 ・日時:令和7年10月1日(水)〜5日(日)10:00〜18:00 ※初日の10月1日(水)は、13:00〜18:00 ・場所:京都市京セラ美術館 2階展示室(入場無料) ・展示作品:3年生8専攻(日本画、洋画、彫刻、漆芸、陶芸、 染織、デザイン、ファッションアート)の作品 ![]() ![]() 新3年生に向けてコース選択説明会を実施しました
9/5(金)LHRの時間を利用して、新3年生に向けてコース選択説明会を実施しました。2年生の秋は進路選択の上で大変重要な時期となり、3年生次の自身の進路志望やその実現方法について改めて考えるタイミングとなります。
本校には2つの進路選択コースがあり、3年次のクラス編成にもかかわってきます。進行担当教員から「皆さん選択コースは決めていますか」との質問に、約半数の生徒が手を挙げていました。裏を返せば半数の生徒たちはまだ今後の進路を決めかねている状況で、教員の説明に真剣に聞き入り、うなづきながらメモを取ったり、スライドを写真で撮ったり、その眼差しは真剣そのものでした。 進路部からは、2年生の後半の過ごし方やコース選択のポイント、入試の流れや勉強の仕方といった内容を、厳しく、そして応援のメッセージを込めてアドバイスがありました。 最後はケーススタディを生徒同士で考え、話し合い、発表しました。高校生活のちょうど折り返し時期、生徒たちには教員や周囲の先輩によく相談して、しっかりと自身に向き合って決断してほしいものです。 ![]() ![]() ![]() 「中学生対象学校説明会」(9/6)ご参加の皆さんへ
9月6日(土)「中学生対象学校説明会」を実施いたします。参加予定の皆さんは気をつけてお越しください。
なお、ご参加の方は、上履きと下足袋ご持参のご協力をお願いします。 ・第1部【1・2年生対象】: 9時30分〜10時40分 ・第2部【3年生対象】:11時30分〜12時40分 ・第3部【3年生対象】:14時00分〜15時10分 ![]() 京都市会だより145号に本校生徒が掲載
京都市会だより145号(令和7年9月15日)で本校生徒が、京都市役所北庁舎の新議会エリアを紹介するページに掲載されました。紙面では、京都市会と本校デザイン専攻の広報連携の取組も紹介していただきました。
京都市会だよりは、京都市内へ市民しんぶんとともに全戸配布されるほか、京都市会ホームページにも掲載されています。ぜひご覧ください。 ■京都市会だよりのページ https://www2.city.kyoto.lg.jp/shikai/joho/dayor... ■京都市会と本校との広報連携の紹介ページ https://www2.city.kyoto.lg.jp/shikai/joho/kohor... 写真上:市会だより当該ページ 写真下:感謝状贈呈式の様子(R7.8.6) ![]() ![]() 鉄道警察隊との連携(デザイン専攻)
本校デザイン専攻(3年生)では、京都府警察鉄道警察隊との連携授業を行っています。このほど「ちかん・盗撮 ZERO」スタート式(8/30)において、4月から3年生のチームが制作に取り組んできた広報ポスターおよび啓発映像のお披露目が行なわれました。また、本校に対して、各鉄道事業者様ご臨席のもと鉄道警察隊会から感謝状を贈呈いただきました。
今後、駅や車内でポスターや映像を使った啓発が行われます。鉄道を利用されるときにぜひ本校生徒の作品をご覧いただくとともに「ちかん・盗撮 ZERO 〜あなたができることは、ゼロじゃない〜」の推進にもご協力ください。 京都警察鉄道警察隊の生徒作品紹介ページはこちら ![]() ![]() ![]() 能登半島ボランティア生徒派遣報告(2日目)
2日目の朝は、珠洲市飯田町の付近を自由に散策しました。
開けている場所が多く、「公費解体された」とのこと。草が鮮やかで海も見えてきれいだと感じていたので、やりきれない思いでした。 自由に散策したあとは2グループに分かれて行動しました。 1チーム目は、石川県立飯田高等学校に訪問させていただきました。 夏休みというのに生徒さんと先生方が温かく迎えていただき、お話を聞かせていただいたりしました。校舎は壊れている状況のままのところが多く、爪痕を直視しながら校内を歩かせていただきました。 2チーム目はあみだ湯に訪問させていただきました。 この銭湯は、昨年まだ水道の復旧が各家庭にいきわたっていないときに、地域の人にお風呂に入って癒されてもらいたいという思いでオーナーの方々が自分たちで工事をして営業を再開させたそうです。まずは銭湯で使用する薪を運ぶお手伝いをさせていただいたりしました。この薪は、震災で崩れた家の木材です。手伝った生徒は、「この銭湯は言葉通り住民全員の思いの詰まった銭湯なのだと思った」と語っていました。薪運びが終わったあと、たまたま訪問日が重なった、兵庫県芦屋高校の生徒さんたちと一緒に発災直後のお話を聞かせていただきました。 その後、初日に取材をした場所をめぐり、宿舎に到着。夕食は、昨年に取材・絵本制作した能登の食事から、食べてみたい料理をピックアップしてみんなで作りました。できあがってみると、3品とも汁物!どれも味に違いがあり美味しかったです。 (写真上)飯田高校のみなさんとフィールドワーク (写真中)あみだ湯での活動 (写真下)晩御飯づくりの様子 ![]() ![]() ![]() |
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