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最新更新日:2025/06/24 |
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蝶を育てて・・・![]() 虫眼鏡で様子を見たり、手で触ってみて「ふわふわしてる!」と驚いたり、 「触りすぎると黄色い角みたいなのが出るんや」と気づいたり、また、友達同士で気づいたことを伝え合ったりしていました。 そして、あおむしがさなぎになり、先々週、先週と羽化し、子どもたちは蝶になったことの喜びと、命の不思議さを感じることができました。 しかし、中には、羽化するときに羽根が上手く広がらず、飛べそうで飛べない蝶もいました。 5歳児のの子どもたちは、他の蝶と一緒に一旦は外に蝶を逃がそうと外に持っていったのですが、上手く飛べない蝶をどうしたものか、迷って、保育室に持って帰ってきました。 「逃がしたけど、飛べへん」 「かわいそうや」 「お部屋にもうちょっとおいておこう」 上手く飛べない蝶のために、花が咲いている苗(ちょうど、プランターに植えようと準備していたもの)を飼育ケースに入れました。 そして、2〜3日、蝶を保育室で飼育しました。 しかし、Aちゃんは「やっぱり、外に逃がしてあげたほうがいいと思う」と担任に言いにきました。 そこで、担任はクラスの子どもたちと一緒に考えることにしました。 「でも、飛べへんし、ここのほうがいいと思う」 「やっぱり、お花がいっぱいのところにおいてあげたほうがいい」 などの意見がでました。 きっと、正解を導くことは難しいでしょう。 けれど、蝶のことを思い、考えたり、迷ったりして心を動かすことが大事なことだったように思います。 1匹の蝶が、いろいろなことを子どもたちに教えてくれました。 4歳児が園庭に飛んできたアゲハチョウを見て「あ、幼稚園のちょうちょ!」と喜んでいました。 きっと、自分たちで見送った蝶が幼稚園の庭に戻ってきたと思ったのでしょう。 今までとは蝶への思いが変わっているなと感じました。 |
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