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動物園〈その1〉 2012/01/27![]() 12月に行く予定が、延びて、また延びて、今日になっていたのです。 幼稚園大会で鬼になって遊んだことから動物の牙や爪に興味をもったり、一日動物園でいろいろな生き物に触れたりしたことから、もっと動物の生態を知ったり、動物園にしかいない動物に会いたいという気持ちが高まっていました。 保護者の方にもそのようなねらいをもって園外保育に出かけますとお知らせしていました。 そして担任の先生にはもうひとつのねらいがありました。 子ども同士の関係をもっと練りあってほしいという願いです。 ゆり組の中には、自分の思いをしっかりともち友だちの中でもその思いを言える子ども、友だちの思いを聞き受け入れられる子ども等、様々な良さをもった子どもがいます。 遊びの中でもそれぞれの良さを発揮して進めて行くため、あまり大きなトラブルもなく、仲良く過ごしているように見えます。 でもそれでいいのだろうか・・・担任の先生は悩みます。 自分の思いが通らないときにどのようにして自分の気持ちと折り合いをつけるか,人を受け入れるだけでなく自分としてはどうしたいのかを人に伝えるにはどうしたらいいのか,いろいろな考え方がある中でどうやってみんなが納得のいく方法を探り当てていくのか・・・・そんな力をつけてほしいと願っているのです。 クラスで今,地図を持って探検ごっこを楽しんでいることから,動物園も地図をもって探検することにしました。 4つのグループに分かれて行動します。 今回はそのメンバーを担任の先生が決めました。 先ほどの願いを託したメンバー構成です。 昨日,グループで集まって,グループの名前や誰が地図を持つのか,どこを回りたいのか,どんなことを知りたいのか等を話し合う時間がありました。 4つのうちの1つのグループは,自己主張をしっかりできる力をもった子どもたちばかりが集められているグループです。 構成メンバー皆が我先にと議題を進めていこうとします。 「地図持ちたい人?」 「はーい!」 「はーい!!」 「はいはいはい!!」 皆したい人ばかりです。 「皆で誰がするか納得したら報告にきてね」 と担任の先生はその場をわざと離れます。 喧々諤々の末,ジャンケンで決めることになりました。 2回ジャンケンをしたのですが,2回とも負けてしまった子どもが 「いややー!持ちたい〜!」 と泣き始めました。 あまりにも悲しそうに泣いていたので,いつも自分の思いを押し通そうとする子どもが 「○○ちゃんかわいそうやし,ぼく,持ちたいけど我慢するわ」 と言い出しました。 「でも,泣いたからできるのもおかしいやんな」 という声もあり,もめて,悩んで,話し合った末,最初にジャンケンに勝った子どもが持つことで,最終的には全員が納得することができたようです。 私は今日,そのグループの引率をすることになりました。 他のグループは昨日の話し合いの時間の間に,どこを回りたいのか,どんなことを知りたいのかも話し合っているのですが,このグループは誰が地図を持つかだけの相談で時間を全部使ってしまったので他のことは何も決まっていません。 果たしてグループに分かれた後,進むことができるのでしょうか。 動物園に着いたら,担任の先生から話を聞き, 「それではまた10時45分にライオンのところで会いましょう」 と解散を言い渡されたとたん, 「ぼくペンギンがいい」 「えーっ,最初はレッサーパンダがいい」 「わたしの言うことも聞いてえな!」 ともめ始めました。 「今日はとっても寒いので,一番最初はトイレにします」 と少々強引にトイレのある棟に引き入れ, 「先生もトイレに行くから,その間にどうしたらいいか相談しておいてね」 と抜けました。 子どもたちは悩んだ末に,地図の裏側に書いてあるグループのメンバーの名前の順に行きたいところを決めることにしたのだそうです。 「本当にそれでいいの?」 「いいよ,皆で決めたもん。さあ出発!」 ですって。 幼稚園の子どもって地図が読めるんですね。 「ここはゾウのとこやろ,こっちにアカゲザルがいるし,ライオンはあっちや」 と進んでいくと本当にそこにたどり着きます。 すごいなぁと驚いきました。 皆がどんどんどんどん進んでいくので, 「ちゃんとメンバーがいるか確認してね。迷子になったらたいへんだよ」 と声をかけると, 「1,2,3・・・おい,待ってくれ!一人足りひんぞ。お〜い,○○くん,早よこいよ,こっちこっち」 「さきさき行ったらあかんで,今○○ちゃんが決めた動物見てるんやし」 と声をかけあって進むようにもなりました。 他のグループはどんな具合で進んでいったのでしょうね。 喧々諤々と揉め事や言い争いもありましたが,自分の思いをしっかりともち伝える大切さと共に,人の意見にも耳を傾け,時には自分の思いを少し抑え,皆で折り合いをつけていく大切さにも気がついた子どもたちでした。 今回のことだけで,それが身についたとはいえませんが,担任の先生は一人一人の子どもの良さを引き伸ばしながらも,もっと様々な力がついていくようにと願って日々保育をしています。 一人一人と真剣に向き合い,愛してやまないからこそ,子どもも担任の先生が大好きなのでしょうね。 ゆり組の先生だけではなく,ばら組の先生も,もも組の先生も,たんぽぽ組の先生も同じです。 そんな先生方がいることが,みつば幼稚園の良さであり誇りでもあります。 毎日子どものことで頭がいっぱいで,悩み落ち込み,それでも笑顔いっぱいで子どもと一緒に乗り越えていく先生たちです。 先生方が子どもを大好きなように,私はそんな先生方が大好きです。 先生,がんばってね。 お茶体験 2012/01/26![]() 小川自治会館に招待され,畳の上に正座して,目の前でお手前を見ながら,和菓子とお抹茶をいただきました。 お茶をいただくときの礼儀作法や心を伝えていただき,とても貴重な体験でした。 日本の文化に触れ,親しめる機会を大切にしていきたいと思います。 ありがとうございました。 おとしあな 2012/01/26![]() ![]() 「先生!おもしろいもんあるし来て!!」 急いでその子どもの後を追いかけていくと,4歳児のばら組の子どもたちが砂場に大きな穴を掘っていました。 あんまりにも深くなりすぎてスコップでかき出せなくなったようで,穴の底にいる子どもたちが紐のついたバケツに砂を入れ,外にいる子どもたちが紐をひっぱってバケツを外に出しているのです。 バケツの紐は砂場の上にある藤棚にかけてあり,滑車にかけてあるような役目をしています。 子どもたちのアイディアってすごいですね。 担任の先生から読んでもらった「ぞうさんのおとしあな」の絵本が楽しかったらしく,そこから穴掘りが始まったようなのですが,本当にぞうさんでも入れそうです。 目下,担任の先生を落としたいようですが,お母さんも狙われているようです。 気をつけながらも,落ちてあげてみてください。 それにしても,あんまりにもおもしろそうなので,3歳児の子どもが私を呼びにきたり,一緒にバケツの紐を引っ張っていたり,大きなおとしあなの隣で小さなおとしあなを掘っていたり・・・・・刺激をいっぱいもらっていました。 ほっこり子育てひろば 2012/01/26![]() 今日のテーマは「認める」です。 子どものありのままを認めたいと思いながらも,どうしても気になることが目についてしまい,ついつい怒ってしまうこともありますね。 今日はまず最初に,自分の子どもの「いいところ」や「気になっているところ」を3つづつみんなに聞いてもらい,その後にグループに分かれてお互いに「気になっているところ」を「いいところ」として考え合ってもらいました。 「気になっているところ」も見る側の捉え方によって「いいところ」になるのですね。 「いいところ」「気になっているところ」をどのように子どもに伝えているかな,子どもの成長を見つめるためには,どのようなことが大事かなということについても,グループで話し合いをし,その後,どのようなことに気づいたかや感じたことなどを一人一人お話していただきました。 最初は少し緊張されていたようですが,グループで話し合いをするときには生き生きと自分の思いを語られ,そして人の話に耳を傾けておられる姿を見て,進行していく側としてとても楽しく嬉しかったです。 参加された皆さんのご協力のもと,とても有意義な時間を過ごすことができたと思います。 完璧な親なんていません。 一緒に悩んで話してほっこりして,また明日笑顔で子どもと向き合えるようにしていきましょう。 ほっこり子育てひろば 2012/01/25
今日と明日は在園児のお母さんに向けて「ほっこり子育てひろば」を実施します。
今日のテーマは「いつくしむ」です。 子どものことは愛おしいと思っていても,子育て中には腹のたつことがあったり,困ったり悩んだりすることっていっぱいありますよね。 時には「もう,この子がいなかったら,私はもっと自由になれるのに・・・」なんて思ってしまうこともあったり,そんな自分を「なんてひどい母親なんだろう・・・」と責めてみたり,「他のお母さんたちはちゃんと子育てしているのに,私だけできてないわ・・」と落ち込んだりすることもあるのではないでしょうか? 参加されたお母さんたちで,今かかえている子育てでの悩みや不安を話したり,子どもが産まれたときのことを思い出したりして,過ごしました。 最後は「ラヴ・ユー・フォーエバー」の絵本の読みきかせをさせてもらいました。 子どもはかけがえのない存在,,そしてお母さん自信もかけがえのない存在なのだと感じてもらったり,みんな同じように悩んだりしてるんだ,一人じゃないんだと感じてもらったりしたら嬉しいです。 明日は「認める」のテーマで進めます。 楽しみにしています。 うさぎさんも寒いかな 2012/01/25![]() ![]() ![]() 「あったかくしてあげよ」 夏には涼しくなるようにと,すだれをつけてくれていましたね。 今度は寒さ対策にビニールで囲ってあげることにしました。 どんな感じか実際ビニールで囲って中に入ってみました。 「あたたかいね」 「これだったら,うさぎさん,寒くないと思うよ」 効果は上々のようです。 「絵をかいてあげたい」 「ビニールつける紐は三つ編みしてあげる」 一度ビニールを保育室に持って帰り,ペンで絵をかいたり,得意の三つ編みをしたりしてうさぎ小屋につける準備をしました。 今,みつば幼稚園には6羽のうさぎがいます。 そのうちの2羽がうさぎ小屋に住んでいます。 みんな一緒に暮らしてくれると温かいだろうにと思うのですが,雄が多いこともあり,なかなかみんなで仲良く・・というわけにはいかないようです。 ゲージに入っているうさぎたちは毎日園舎の中に入れて帰るので雨風にはあまり影響されませんが,外の小屋にいるうさぎは,きっと寒いなぁ・・・と思っていたでしょうね。 子どもたちが帰って,うさぎ小屋をのぞいてみると,いつもは端っこの方に2羽でうずくまっているのですが,真ん中でのんびりと餌を食べていました。 「今日はほんわかあったかくて,ごはんもおいしいね」 と言っているようでした。 「自分が寒いな」と感じたことを,お友達も,草木も,動物も同じように寒いのではないかしら?寒くて凍えそうになっているのではないかしら?その寒さを「寒いよ」と言えないものに対して心をかよわせ自分はどうしたらいいだろう・・・と思いやれる気持ちはとてもすばらしいと思います。 それはほっておいて育つのではなく,自分がしてもらったからこそ芽生える気持ちだと思います。 お家の方からの愛情を子どもたちは無意識のうちに感じ取っているのだと思います。 担任の先生は,遊びや教材を通して,それらを意識づけてあげる声かけをしているのですね。 明日の朝も寒くて,雪も降るかもという予報が出ています。 でも,うさぎたちはきっと心も体もあたたかい朝を迎えてくれることと思います。 チューリップも寒いかな 2012/01/25![]() ![]() 子どもたちも 「寒いね」 「手が冷たいね」 と登園していました。 「チューリップも寒い寒いって言ってるかな」 「雪が降ったら冷たくなっちゃうから,温かくしてあげよ」 「葉っぱのお布団かけてあげたら温かくなるかな」 落ち葉を拾ったり,草を摘んだりしてチューリップの球根をうめた植木鉢の上においています。 それもかばっとかぶせるのではなく,一枚一枚丁寧においています。 まるでお母さんが子どもにお布団をかけてあげているようです。 きっとお家でもやさしくかかわってもらっているのでしょうね。 そして,お布団の葉っぱが乱れないように,そっと水をあげています。 愛情をたっぷりもらったチューリップたちが,春になると「進級・進学・入園おめでとう!」ってお祝いしてくれそうな予感がします。 預かり保育で栞づくり 2012/01/24![]() ![]() ![]() お母さん先生が4人きてくださいました。 まずは園庭へ,好きなお花を2つみつけにいきました。 4歳児のばら組はパンジーやビオラが好きなようです。 5歳児のゆり組は保育室で水仙の水栽培をしていることもあるのか,水仙が人気でした。 お花を持って遊戯室へ戻り,お母さん先生と一緒にティッシュペーパーの上にきれいに置いて,段ボールではさみました。 水仙の花は厚みがあるので,はさむのが難しかったようです。 自分の段ボールがどれかわかるように,名前や絵をかきました。 これからしばらくおいて,2月の預かり保育で続きをします。 どんな押し花ができているのかな? どんな栞になるのかな? 楽しみだね。 ばら組の楽しい遊び 2012/01/24![]() ![]() ![]() 段ポール箱でできたものに,何人もの子どもが入っています。 みんなで地図をかこんで,どこへでかけるのか相談しているようです。 「ロケットに乗ってるの?」 とたずねてみると 「違う!!」 と言われてしまいました。 ごめんなさいね,せっかく楽しく遊んでいたのに,気持ちをそいじゃったね。 「違うで!!これは宇宙船!!」 そうなんだ,ロケットではなく,宇宙船なんだ。 どんな旅,どんな探検に出かけるんだろう。 こちらでは,音楽に合わせてトライアングルをならしています。 自分たちでリズムを感じて,好きなところでならしています。 それぞれのならし方ですが,曲を楽しんで,気持ちよくならしているので,友達の音が響きあってとてもきれいな音楽になっています。 あちらでは,編み物に取組んでいます。 サンタさんのプレゼント袋をつくるときに,指編みをして持つところをつくったばら組ですが,今度は三つ編みに挑戦しているようです。 よく見てみると,カチューシャやネックレス,腕輪や指輪をしている子どもがたくさんいます。 指編みや三つ編みでつくってあるのですね。 いろんなことに興味をひろげ,友達と一緒に遊ぶことがとても楽しいばら組です。 パンランチのお当番 2012/01/24![]() ![]() 今日のパンランチのお味噌汁には,自分たちで育てた小松菜と大根の葉っぱを収穫してくれました。 先日西賀茂農園で収穫してきた大根もまだまだあります。 他には人参,こんにゃく,あげ,なすも入れておいしいお味噌汁づくりです。 食育・農園班のお母さん先生が2人お手伝いくださり,当番の子どもたちが具を包丁で切ってくれました。 どんどんと慣れてきたようで,あっという間に切り終えてしまいました。 パン屋さんへのお買物は途中で小雪が降ってきましたが,とってもがんばってみんなのパンを持ってくれました。 重たいでしょうに,大きな袋を2袋持って,幼稚園まで歩いて帰りました。 1袋しかなかった子どもが一人いて, 「ぼくも持ちたかったよぉ・・・代わりに先生のかばん持ってあげるよ」 ととうとう私のかばんまで持ってくれました。 がんばる自分,そんな力がでてきた自分がとても誇らしく嬉しいようです。 小さい組の子どもたちにパンを配ると,一人一人から 「ありがとう」 と声がかかります。 「どういたしまして」 少し照れくさそうに返事をしています。 人の役にたっている,人に感謝されることって嬉しいですね。 小さい組の子どもたちもお礼を言いながら,大きくなったらあんなことしたいなと憧れてみているようです。 4歳児のばら組は,もう少しでゆり組だものね。 |
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