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りぼんちゃんのお墓 2012/02/02![]() ![]() ![]() 昨日のこと 「りぼんちゃんのお墓のところがへっこんできて,りぼんちゃんが出ちゃうかもしれへん」 と砂場から土を運び,そっと上にかけてあげている子どもがいました。 「りぼんちゃんとたんぽぽ組のお母さんが踏まれたらかわいそうやし,看板かいておくわ」 と紙にとつとつとしたためていました。 「知らんと踏まはる人がいはるかもしれんし,木立てたい」 と案を出す子どもがいて,担任の先生が 「こんな木だったらあるんだけど・・」 と出してきた木片を見て 「そしたら絵もかいてあげたいな」 と近くにいた子どもも寄ってきて絵をかきはじめました。 りぼんちゃんが赤ちゃんを抱っこしているところなど,りぼんちゃんのことを想ってかいているようすに,心うたれます。 そのかわいい木片もかざってあげようということで,釘を金槌で打って針金でぶらさげることにしたようです。 桜の木の下には,子どもたちが愛してまやないザリガニのりぼんちゃんとお母さんが眠っています。 踏まないようにしてあげてくださいね。 氷 2012/02/02![]() ![]() ![]() 「氷できるかな・・・」 と翌日の朝を楽しみにしています。 今日はとびっきり寒い朝になりました。 プリンカップやトレーに入れた水はカチカチに凍っています。 水の中に入れた木片や紙,絵の具も一緒に固まっています。 氷を見つけた子どもたちは大喜び。 「ぼくが入れたやつは丸い氷になってるで」 「私のこんなに固いの」 「○○くんが木入れはったの,一緒に凍ってるんやで」 保育室に持って入って遊んでいるうちに 「あれ〜,溶けちゃった・・・」 凍ったり,入れたものまで一緒に固まったり,溶けたらまた色水になっちゃったり・・ 大人にとっては当たり前のことも,子どもにとっても不思議でおもしろく,繰り返し繰り返しやってみたり,次はこんなことをしたらどうだろうと試したりしています。 「不思議だな」「おもしろいな」「こうしたらこうなるかな?」「考えた通りだった」「思ったようにはならなかったな」「次はこうしてみよう」「○○ちゃんっておもしろいこと考えるな」「そのアイディア,自分でもやってみよう」 これはまさしく科学の実験ですね。 子どもたちは遊びの中で,学ぶ楽しさや意欲を感じています。 これは,小学校以降の学習の基礎でもあります。 小学校のように教科的に学ぶ教育カリキュラムとは違いますが,幼稚園では小学校以降でどのようなことを子どもたちが学んでいくのかも頭に入れ,様々なことに興味をもち,自ら学んでいこうとする土台の部分を育ていく教育カリキュラムをたてています。 氷で遊ぶこと一つにしても,冬の自然現象に興味をもつというような科学的なものもあれば,友達と一緒に考えたことを伝え合うような人間関係的なことや言語的なこともあり,寒さに負けない体や心を育てるという健康的なこともあり・・・・など様々なことを総合的に捉えて育てていきます。 先生方は,明日は寒そうだとわかると,子どもたちとそれを感じて遊べるような声かけをしたり,気づけるような教材を準備したりして,子ども自身が「自分で気づいた」「自分で考えた」「自分でやってみた」と思えるように援助していきます。 自由に遊んでいるようには見えますが,そこには何を育てたいかを願う先生方の意図が隠されているのです。 船岡山をかこう 2012/02/01![]() ![]() 大きなクラフト紙に色んな色のカラーコンテでかいていきます。 「うわーつながった!」 石段が長く長く伸びていき,友達がかいている石段と合体です。 「ここから登るとこやし,先生かいたで」 「こっちや頂上や」 それぞれのイメージをふくらませかいていく中で,それが少しずつ友達のイメージと合わさり,より広がっていくととても嬉しく楽しくなりますね。 楽しかった思いがいっぱいつまった絵になりました。 鬼のお面づくり 2012/02/01![]() ![]() 3日は節分。 子どもたちも鬼のお面をつくりだしたようです。 3歳児は丸く切った色画用紙に,4歳児は紙袋に,5歳児は箱に,思い思いに角や牙や鼻をつけたり,目が見えるようにとくりぬいたりして,工夫してつくっています。 できたらさっそくかぶってみます。 職員室にも次々と鬼が訪れます。 怖そうな鬼,優しそうな鬼,元気そうな鬼,かわいい鬼などステキな鬼がいっぱいです。 お母さん鬼もいました。 お母さんのことが大好きなのでしょう。 鬼の表情,どこかつくった子どもの顔に似ているような気もしますね。 パンランチのお当番 2012/02/01![]() ![]() でも5歳児のゆり組の子どもたちが熱心に鬼のお面を作っています。 「パンランチのお当番はどうしましょうか?」 「するよ,ちょっと待っててね,片付けてくるし」 集中して取組んでいることも,途中で気持ちを切り替えて自分の仕事に取組むことができるのですね。 今日も食育・農園班のお母さん先生が2人お手伝いにきてくださいました。 子どもたちが本物の包丁を使ってお味噌汁の具財を切ってくれるので,怪我をしないように見守ってくださるのです。 西賀茂農園で採れた大根とさつまいもに加えて,白菜やあげも切ってくれました。 豆腐は大人が切ってしまいましが, 「豆腐も切りたかったのに・・・」 と残念そうです。 くちゃくちゃになってもいいので,まかせれば良かったなと反省しました。 具材が切れたら他のクラスにも何が入っているかわかるように掲示板でお知らせします。 「これとこれやろ・・・もういっこなんやったっけ」 「『す』ってかいてあったで」 「『す?』」 「そう『す!』」 「『す』や『す』」 「『す』って『お酢?』『なす?』『すいか?』」 「う〜ん,わからん・・・」 「お母さん先生に聞いてこよ」 しばらくして帰ってきたら 「『こんぶ』やった」 ということです。 『こんぶ』がどこをどう間違って『す』になったのか不思議で不思議でたまりません。 お母さん先生にどういういきさつだったのか尋ねにいくと 「みんなでやってきて,『すって何ですか?』と尋ねられたのですが,何のことかわからず,『す?』って尋ね返したら,『わかったー!』と帰っていきました。何だったんでしょう・・・?」 ということでした。 う〜ん,結局わからずじまいです。 そして,当番の子どもが昆布の絵と字をかいて掲示板に貼りだしていました。 パンを買いに行くまでには少し時間があります。 そんな少しの間を見つけては 「鬼のお面の続きしてくるわ」 と製作の続きにとりかかります。 いろいろなことを頭の中で整理したり,時間できったり,先を見通したりする力が育っているのだなと思いました。 11時前にパン屋さんへ出かけます。 当番の中にお休みの人もいたので,今日は4人しかいません。 それでもパンはいつも通り100人分以上あります。 重たいけれど, 「力持ちやし大丈夫」 とがんばってもって帰ってくれました。 1クラス1人が担当となり,パンと牛乳をわけて,一人一人に配っておしまいです。 終わった頃には, 「お腹へったよ〜」 とくるくる回っていました。 それはそうでしょう。 今日一日とてもがんばっていたものね。 お当番さん,お世話になりました。 ありがとう。 いざ船岡山へ 2012/01/31![]() ![]() 待ちに待った船岡山への園外保育です。 先週はあまりにも寒く時雨れていたので,1週間延期になっていました。 園外保育への準備も整い,園庭に並んでいる子どもの首には地図がぶらさがっています。 「わあ,この地図どうしたの?」 「あのね,お手紙がきたの,それでね・・・」 と話を聞こうとしたところ,出発になってしましました。 「いってらっしゃ〜い,帰ってから楽しいお話聞かせてねー!」 「いってきま〜す!お留守番よろしくね!」 元気いっぱい出かけていきました。 さてさて,どういういきさつだったのか,船岡山ではどのように過ごしてきたのか・・・ まだ話を聞けていないので,この続きはまた後日。 お楽しみに。 最後のマラソン 2012/01/31![]() 最初のうちは少し走るとしんどくなっていた子どももありましたが,少しずつ体力もつき,がんばって走る姿が見られました。 先生をぬかすことが楽しい子どもや大好きな友達と手をつないで走るのが楽しい子ども,他のクラスの先生や用務員さん,保健の先生と一緒に走るのが楽しい子ども,自分のペースでじっくり走る子どもなど楽しみ方はそれぞれですが,走り終わったときには,すがすがしい顔の子どもたちです。 体もぽかぽかになり,整理体操ですっきりし,体も心も目をパチッと覚ましたようです。 「さあ,今から元気いっぱい遊ぶぞー!」 子どもたちはそれぞれしたい遊びに向かって駆けていきます。 マラソンとしては今日でおしまいですが,明日からも体も心もいっぱい使って,元気いっぱい遊んでいきたいと思っています。 1月うまれの誕生会 2012/01/30![]() みつば幼稚園の1月生まれの子どもたちは全部で5人,12月生まれで誕生会の日に休んでいた子どもが3人いたので,合わせて8人の誕生会です。 子どもたちが大好きで毎日歌っている「ゆきのぺんきやさん」のスノーちゃんが誕生会にやってきてくれました。 子どもたちが元気に「ゆきのぺんきやさん」を歌うと,スノーちゃんが雪を降らしていきます。 そこには,お誕生の子どもたちの名前が記されていました。 残念なことに,12月生まれの子どもが一人,また熱でお休みでした。 スノーちゃんと皆で早く元気になるようにとパワーを贈りました。 お誕生の子どもが全部呼ばれたはずですが,まだ2つ雪が残っています。 「きっと先生や!」 「だれやろ」 そうです,幼稚園の教職員の中に2人,1月生まれの人がいました。 1月生まれのみなさん,お誕生日おめでとうございました。 誕生会のお楽しみは,ゆきだるまのお話です。 スノーちゃんが降らせた雪でつくったゆきだるま, 「名前をつけてほしい」 と困り顔で訴えます。 皆で名前を考えるのですが,どれもこれも気に入りません。 「桃から生まれたら桃太郎,雪からうまれたので雪太郎はどうだろう?」 の声にやっと納得した様子です。 今度は 「皆みたいに服が着たい」 とまたまた困り顔で訴えます。 金太郎,おすもうさん,鬼,お雛様といろいろと着せ替えてみますが,どれもこれも不満顔。 とうとう,先生の手袋と長靴を貸してあげました。 そうしたらニコニコ顔。 砂場のバケツもかぶせてあげたら大喜び。 よかったね,雪太郎。 フラワーアレンジメント体験 2012/01/27![]() ![]() ![]() 京都市産業観光局農林振興室が「子どもたちを中心に,花に実際に触れてもらい,植物の大切さや美しさを感じる情操面の向上とともに,作品制作を通じて想像力や製作を達成する喜びを育む」ことを目的として実施している「花育活動実施事業」に賛同し,みつば幼稚園にも来ていただくことにしたのです。 参加したい人はペットボトルを用意してもらう必要があったので,12月から申し込んでもらっていたこともあり,子どもたちはとても楽しみに待っていました。 いつもは500mlのペットボトルを使ってされていて,子どもたちにもその大きさのものを持ってきてもらっていたのですが,幼児だと小さいところに入れるのは難しいかもしれないからと全員分の大きなペットボトルを用意してくださり,切り口でけがをしないようにと端の始末まで丁寧にして準備してくださっていました。 当日は7人のスタッフの方が来てくださいました。 最初は紙芝居をしてくださいます。 お花を大切に育てるにはお水がとても大切だというお話です。 次にはスイートピーのお花を詳しく教えてくださいました。 皆が育てているお豆と似ているね。 そして実際にお花を使ってフラワーアレンジメントに挑戦です。 一人一人にスプレーマム,アセビ,スイートピー,カーネーション,スターチス,レザーファンをいただきます。 切り方や挿し方のポイントをわかりやすく説明してくださいます。 「お花が一番きれいな方を向けてあげてね」 子どもはお花の顔を見ながら,「こっちがきれいかな・・」とにらめっこ。 「このくらいの長さがいいかな」 「どのくらいさしたらいいの?」 悩んだり,スタッフの方に尋ねたりしながら少しずつお花が飾られていきます。 アイリス,トルコキキョウ,スプレーカーネーション,ラナンキュラス,フリージャー,ストック,チューリップ,ヒペリカム,ガーベラ,イチゴソウ,麦の中から好きなお花を3つ選ばせてくださいました。 それらも活けていきます。 悩み悩み考えていれていく子どもや,大胆に切って感性のままにいれていく子どもなど,知られざる性格を見ているようでした。 「お母さん,いつもぼくのこと好きっていってくれるし,お母さんが喜んでくれるといいな」 そんな思いでいけている子どももありました。 最後は自分や友達の作品を鑑賞し合い,フラワーアレンジメント体験はおしまいです。 「楽しかった!また,来週もきてね」 「でも,もう1年生になるしできひんわ・・・学校にもきて欲しいな」 とスタッフにお願いしている子どももありました。 きっと明日からの子どもたちと花との出会いがより豊かになると感じました。 とてもステキな事業だと思います。 これからもますますのご活躍をお祈りします。 本当にありがとうございました。 京都・花育活動実践事業のホームページにも活動報告として載せてくださる予定だそうです。 URL:http://www.kyo-hanaiku.com そちらも覗いてみてください。 動物園〈その2〉 2012/01/27![]() ![]() ここからは動物園の飼育員さんのお話を聞くことになります。 まず最初はライオンです。 ライオンの飼育員さんは女性の方でした。 ライオンとトラとジャガーを担当されているそうです。 飼育員さんが檻の近くまでいかれると,それまでだら〜んと寝そべっていた雄ライオンがすばやくやってきて,大きな口をあけて吼え,飼育員さんを威嚇します。 「この雄ライオンと雌ライオンはとっても仲良しなんです。だから,雄ライオンが雌ライオンを守ろうとしているのよ」 間近での咆哮を見た子どもたちは少々びっくりしながらも, 「女の子のこと守ってるんや」 「いつも寝てるばっかりやったけど,すごい速く動くんやな」 「口の中の牙すごい!」 といろいろなことを発見していました。 本物のライオンの頭の骨も見せてくださいました。 思いのほか小さいのです。 「ライオンの頭はあまり大きくありません。だから雄ライオンはもっと大きく強く見せるためにたてがみをいっぱいはやしているの」 骨には歯も全部ついています。 「歯,全部とがってる」 「いたそうやな」 「そやから肉食べるんや」 またまた発見がいっぱい。 そして,今日のごはんのメニューも実物で見せてくださいました。 バケツの中には,ニワトリが丸ごと,大きな馬のお肉がドンと入っています。 ちょっと引き気味でも,興味はつきません。 「本当はシマウマとか食べるんやろ」 「よく知ってるね。でも動物園では毎日シマウマのお肉をあげるわけにはいかないので,鶏肉をよくあげます。みんな鶏肉食べるときに頭は食べないでしょ。その分をライオンが食べてくれたりしてるんだよ」 「1日に何回食べるの?」 「1日に1回,3時半と決めています。だから今日は食べてるところは見られないから,またお家の人と見に来てくださいね」 まだまだお話を聞いていたのですが,次はゾウのところに移動です。 ゾウの飼育員さんは男性の方でした。 ゾウととても仲良しの方です。 飼育員さんがいることで,ゾウはずっと鼻を鳴らしていました。 「ご飯ちょうだい」 と言っているのだそうです。 飼育員さんは,白菜や人参,リンゴ,ブドウ,バナナ,わら,草,干し草などいろいろなゾウのご飯を用意してくださっていました。 ゾウは長い鼻を使って上手に食べていきます。 驚いたのは,ゾウが飼育員さんの言葉をちゃんと理解していること。 「食べていいよ」と言われるまで鼻で持ったまま食べません。 「返せ」と言われたらせっかくもらったご飯を飼育員さんに返します。 鼻をあげたり下げたり,右や左に回ったり,前や後ろに進んだり止まったり,何でもわかります。 ゾウは動物の中でもとても頭の良い動物なのだそうです。 毎日動物園に遊びに来ている人の顔はしっかりと覚えていて,名前を読んだら近づいてくるそうです。 皆の顔も覚えてるかもしれないよって。 このゾウは今41歳です。 70歳くらいまで生きるそうなので,皆が小学生や中学生になっても,そしてパパやママになっても会いにきて,名前をよんであげてねとおっしゃっていました。 名前はミトちゃんです。 いやいや41歳のレディーに対してちゃん付けは失礼ですね。 ミトさんです。 |
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