京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/13
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2 可能性を伸ばす「子育ての極意」

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 2 子育ての極意
(1) 自分で決定させること。
 自分で決定する力,結果を受け入れて自分が責任を負う考え方が身につきます。
 どんなに小さい赤ちゃんでも自分の意思があります。そこで自分で判断して選択させるという子育て方法を赤ちゃんの時から実践したいものです。
 例えば,おもちゃを与えたい場合です。「はい。このオモチャをどうぞ」とオモチャを赤ちゃんに渡すのはよくないです。赤ちゃんに言わせたら,「なんでこんなものを押し付けるの。」と思っているかもしれません。それよりも「どれがいいですか。1つ選んでね」とおもちゃのところまで赤ちゃんを連れていき,最初に手に取った方を選ばせるいう感じです。「好きなのを見つけたね」と褒め,「自分が選んだのだから大事にしようね(責任は自分だよ)」という習慣をつけたいと思います。
 デパートへ連れて行く時です。「今日はデパートへ行くけれどオモチャは買いません。デパートへお母さんと一緒に行く? それとも,家で留守番する?」 
「お誕生日のプレゼントを今買ってもらいたい?それとも,みんなに祝ってもらうお誕生日にプレゼントしてもらいたい?」こんな具合です。
 
(2) 考えや行動を認め励ます言葉をかけること。
 自分に自信と誇りを持ち責任感を高め自分は大切な存在なのだと自覚するようになります。
 赤ちゃんが初めて立ち上がった時には「自分の足で立ったね。すごい」とみんなで喜び褒めますね。この調子で,子どもが大きくなっても考えや行動を喜び褒めてほしいと思います。
 悪い言葉を使った時,行動した時。「新しい言葉を覚えたね。すごいね」と先ず受けとめます。そして「この言葉はこういう意味なんだよ」と教えてあげます。子どもは,意味を深く知らないで考えないままに使ったり行動してしまいます。そこで,マイナス言葉(行動)とプラス言葉(行動)を比べてどちらがよいだろうかと自分で選択できるように意識して子どもと関わりたいと思います。
 少しでも変容したり頑張っている場面を見た時は,「大きな声で言えたね」「辛抱して座っていたよ」「前よりこれだけすごくなっているよ」「挑戦しているね」などと事実を語ることが,最大の褒め言葉で認める言葉になります。
 園児に限らず小学生や中学生,高校生や大学生でも「お帰り。今日も頑張って行って来たね。おやつがあるよ。一休みして」と一日の行動を認め,ねぎらってあげたいものです。

(3) 大人の感動を語ること。
 子どもが感性豊かになり,見えないものが見えるようになります。
 大人は,感じたことをもっと声に出すことが大事です。「気持ちの良い風が吹いている」「汗いっぱいで道路工事がんばってくれているね。だから道路がきれいになるね」「隣りのおばあさんが毎朝お地蔵さまに新しい水をお供えしているね。毎日なんて誰でもできないよ。すごいね」「きれいなイラスト。笑顔の絵が好きだよ」などなどプラスの感動を独り言でもいいので,子どもに聞かせたいものです。愚痴や嫉みや恨みなどはあまり聞かせたくないマイナス言葉です。
 子どもは大人の感動言葉と場面とをインプットしていきます。そして,同じようにいろいろな出会いに感動できるようになります。相手の言葉や行動をよく見て感じ取り,本来は見えない相手の心が見えるようになっていきます。また,植物や動物の本来は見えない心も見えるように理解できるようになります。
 豊かな心はすべて自分のプラスになって自分に返ってきます。豊かな想像力や責任感,自尊感情や自己有用感が高まり回りからも信頼されていきます。

(4) 「私は」を主語にして子どもと関わること。
 子どもは自分を振り返り次から考えて行動するようになります。
 「すごいね。がんばっているね」で終わるのではなく「すごいね。がんばっているね。ママはとてもうれしいよ」と言うのです。「今のことはあなたが悪い」と言うのではなく「今のことは,ママは悲しいよ」と言うのです。
 「あなたが悪い」「あなたが間違っている」と相手を主語にして関わると反発が大きくなりますが,「ママは」とか「パパは」とかを主語にすると自分の言動を振り返るようになります。ぜひ試してみてください。

 以上の4つは子育ての極意です。実践してみていただけたら有り難いです。また,実践して変容したことを教えてもらえたら嬉しいです。子育ては自分育てと言われます。親子の奇跡的なご縁を毎日感謝していきたいですね。

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