最新更新日:2024/05/20 | |
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「かして」 年中組と年少組のかかわりから
園庭のいろいろなところで,異年齢のかかわりが見られます。
年中組にダンゴ虫のいる場所を教えてもらう年少組。 バラの花びら入りのごはんを一緒につくる年長組と年少組。 そして砂場では… 年少組のAくんは,使いたかったスコップを拾って使おうとしました。でも,それは年中組のBくんが使っていたものだったのです。 「それ使ってる」Bくんが言います。 「でもAくん使いたい」Aくんも放しません。 「Bくんに,スコップどこにあるか教えてもらおうか?」と先生が言うと,Bくんは砂場の道具が置いてある場所に案内してくれました。 同じ緑のスコップを出してきてくれたBくんは 「ほら,緑の同じやつあったで」と差し出してくれました。でもAくんは 「これがいい!」とさっき拾ったものが使いたい様子です。 「でも,お兄ちゃん使ってたみたいやし…そしたら『かして』って聞いてみたら?」とAくんに先生が言うと,しばらく黙ったのち 「かして」とAくんが言いました。するとBくんは 「いいよ!」と優しく言い,かわりに出した緑のスコップを自分で使いました。 その後,電車のおもちゃが使いたかったAくんは,またBくんに 「電車かして!」と自分から声をかけていました。またBくんは 「いいよ!」と電車をかしてくれました。 「かして」の言葉に「いいよ!」と優しく答えてくれたお兄さんのBくん,ありがとう。Aくんはとっても嬉しかったようです。 年少組は,色々な経験が日々勉強です。 人とのかかわり方も,こうして自分が経験することで“嬉しい気持ち”“悲しい気持ち”“どうしよう・・・”と考えること,色々学んでいくのですね。 |
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