バッタの気持ち
- 公開日
- 2013/05/31
- 更新日
- 2013/05/31
幼稚園の様子
ある日,職員さんがトノサマバッタを見つけてくださり,飼育ケースに入れてテラスでしばらく飼っていました。数日後,Aくんが保育室でケースの蓋をあけると,勢いよくバッタが飛び出して大騒ぎ。実は,クラスの誰もバッタを触ることができなかったのです。キャーキャー言う中,勇気ある男の子たちが,なんとか捕まえようと,ほうきや水やりの杓(しゃく)などを持ってきた結果,ついに飼育ケースで捕まえることに成功。でもそこからどうする??となり,いろいろ試した結果,最後にペットボトルを持ってきました。「こうしといたら自分からお家やと思って入ってくるんちゃう?」という子どもたち。え?!それはないでしょ?!・・・と見ていると,なんと本当にペットボトルにバッタが自分から入ってきたのです。歓声があがる中,Aくんが
「このバッタ,もう逃したい」と言い出しました。クラスで話し合うと,「逃したい」「逃したくない」と意見は真っ二つ。そこで
「じゃぁ,バッタはどう思ってるんだろうね」
と投げかけると,「お家帰りたいと思ってる」「お母さんに会いたいと思ってる」「早く出たいと思ってる」などと言う言葉が次々に出てきました。そして,最後は全員が逃してあげよう,という意見になりました。
職員さんに見つけた場所を聞き,「また遊ぼうね」と逃しました。
4歳児でも,こうやってバッタの気持ちに寄り添えたこと,うれしく思いました。