学校日記

学校を思う心に思う

公開日
2010/07/15
更新日
2010/07/15

校長室から

学校を思う心に思う

 明日、7月16日に全校集会「志 風の式」を行い、下京中学校は夏休みに入ります。
 昨日、7月14日には、本校の伝統的行事とも言える”ゆかた登校”を行いました。95名のPTA、地域、ささえ隊の皆様方のご支援と熱い思いによってすばらしい行事として成功裏に終わりました。学校は地域と共に育まれ、地域と共に歩む存在であります。この行事を通じて、今一度そのことを強く感じることができました。
 地域の方々が早朝から汗をかきながら、子とも孫とも言える子ども達に懸命に、又見事な手さばきで着付けをされる姿、そして可愛らしく、誇らしげに着こなす子ども達の顔を見て、涙ぐまれる方もおられました。私が、ある地域の会合で「男子の浴衣が少し足らないかもしれません」と話したことを聞かれ、数日後にご夫婦で真新しい男物の浴衣を10着持ってこられました。「ゆかた登校の日に間に合いますやろか」、「年金生活で楽なわけやありませんが、生徒さんが喜んでくれるんでしたら嬉しいことです」とおっしゃっておられました。紺地の大柄のとても素敵な浴衣が校長室の机の上に並べられました。
 自分がまだ若いとき、吉田松陰の辞世の句 −「親思う 心にまさる親心 けふのおとずれ何ときくらん」− に出会った時、強く心を打たれたのを記憶しています。状況は異なりますが、今、その句が私の心に浮かんでいます。
 ”感謝”という言葉はたった二文字です。私たちがお世話になった皆様方にお礼を述べるとすれば、その短い言葉に尽きてしまいます。しかし、その心を伝えることができるのはやはり、教育を通じて成長した子ども達の姿を見ていただくしかないと考えます。子ども達が力をつけ、視野を広げ、豊かな心を持って地域を支え創り上げていく”志 きらめく”存在になっていくことが私たちのお礼であり、使命であり、仕事であります。
 教職員一同、更なる精進を続けてまいります。どうぞ今後とも、下京中学校の輝ける未来のために、皆様方のご支援をお願い申し上げます。

校長 村上 幸一