みんなちがって,みんないい
- 公開日
- 2015/03/02
- 更新日
- 2015/03/02
校長室から
みなさんは,次の詩を知っていますか?とても素敵な詩で,一度は声に出して読んでみてほしい詩なので,紹介します。
「わたしと小鳥(ことり)とすずと」
わたしが両手(りょうて)をひろげても,
お空(そら)はちっともとべないが,
とべる小鳥(ことり)はわたしのように,
地面(じべた)をはやく走(はし)れない。
わたしがからだをゆすっても,
きれいな音(おと)はでないけど,
あの鳴(な)るすずはわたしのように,
たくさんのうたは知(し)らないよ。
すずと,小鳥(ことり)と,それからわたし,
みんなちがって,みんないい。
この詩は,「金子みすゞ」の作品です。本名は金子テルさん。山口県長門市仙崎に1903(明治36)年に生まれました。「若き童謡詩人の巨星」とまで賞賛されながら,1930(昭和5)年26歳の若さで世を去りました。みすゞは,幼いころから周囲に優しく,礼儀正しくて,いつも笑顔を絶やさなかったそうです。その優しさから,自分の周りにあるものや見えるもの,いろいろなものに感じて,深く考える中で,このような素敵な詩を書き続けたのでしょう。
この詩の中に出てくる「みんなちがって,みんないい」という言葉が有名で,聞いたことがある人がいるかもしれませんね。「みんなちがって,みんないい」という言葉には,一人一人には良さがあり,自分自身を大切に生きていってほしいという思いが込められています。自分を好きになれる人は,人のことも好きになることができます。お互いの良さを認め合い,尊敬し合う世界(学校やクラス)であれば,争うこともなく,嫌な思いやつらい思いをする人もいなくなると信じています。
さて,気がつけばもう3月です。6年生は卒業まで登校する日が15日となりました。1〜5年生はあと17日で,それぞれの学年を修了します。この一年間で,どの学年の子どもたちも大きく成長したなぁと思っています。しかし,まだやり残したことはありませんか。学習に関すること,生活に関すること,心の成長に関すること。残りの時間を大切にして,大事な忘れ物のないように,次の学年に,6年生は中学校に,ひとつ階段をのぼりましょう。