人権月間
- 公開日
- 2017/12/08
- 更新日
- 2017/12/08
校長室から
12月は,人権月間です。「人権」と聞くと,なんだか難しいイメージがあるかもしれません。しかし「人が人として生きていく権利」「一人一人が大切にされる権利」といえば,なるほど!と思っていただけるのではないでしょうか。
学校では,自分のことを大切にできる子ども,自分のことを大切にするのと同じように友達を大切にできる子どもに育ってほしいと考えています。そのためには,まず,自分のことが好きであってほしい,友達と比べるのではなく,自分のよさを知って,自分に自信をもってほしいと思っています。そして,友達の話にしっかり耳を傾けることができる,友達の体や心の痛みに敏感になることができる,友達のがんばりを応援できる,そんな子どもになってほしいと思っています。
11月27日の「おはなしタイム」で,全校の子どもたちに『ありがとう』(石津ちひろ作:メグホソキ絵 イースト・プレス)という絵本の読み聞かせをしました。その中に「おなじはやさで あるいてくれて ありがとう」という文章がありました。速く歩く人,ゆっくり歩く人・・・歩く速さは人それぞれです。けがをしている人はそんなに速く歩けません。車いすの人はどうでしょう。お年寄りはどうでしょう。
先日,けがをして松葉杖をついて歩いている友達にそっと寄り添って歩いている子どもの姿を見かけました。自分の歩く速さと,友達の歩く速さは同じではありません。けがをした友達のことを思い,ゆっくり歩く。そんなふうに人を大切にできることって,すてきだなと思います。
そうすれば,きっと一緒にたくさんのすてきなものを見ることができるでしょう。楽しく話もできるでしょう。
ともすれば,自分の「当り前」は,みんなの「当り前」だと思ってしまいがちです。しかし,自分の「当り前」は,みんなの「当り前」とは違うこともあります。自分の「当り前」を押し通すのではなく,違いを受け入れて共に生きていきたいものです。