校長室だより84
- 公開日
- 2012/06/05
- 更新日
- 2012/06/05
校長室から
風薫る五月,青空のもとに子どもの歓声が校庭にこだましています。来週から5年生は,花脊山の家です。ケガ・病気なく楽しい思い出を多く作ってもらいたいです。
生活リズムについて
お子さんのことで,こういうことがありませんか。
夜の11時になっているのに,ゲームに夢中です。早く寝るように言われても「今いいところだから」と言って,しています。その結果,あんのじょう,朝になると起きにくいのです。
このようなことから,小学生の不調は1時間目が多いです。曜日で言うと月曜日の調子が悪いようです。夜遅くまでゲームをしていると,生活のリズムが乱れてきます。この状態が続くと,本来勉強する時間には上がっている体温や血圧が上がらない上,脳も眠った状態です。すると,倦怠感,頭痛,腹痛などで体調がよくありません。
子ども達には,良い生活習慣を身につけてほしいです。お家でも子ども達の健康のため,以下の点について協力よろしくお願いします。
※三度の食事を規則正しくとる。特に朝食を。
※毎日(朝),排便をする。
※昼間,よく体を動かす。
※早寝,早起きをする。睡眠を十分にとる。
ゆだん大敵(雑感)
「ゆだん大敵」と言えば,山本周五郎の作品を思い出します。ある武士が柳生流の剣を学ぶため,道場に入りました。しかし,毎日するのは剣の稽古でなく,掃除,洗濯,着物の繕いといった雑用ばかり,そうした末に,もらった免許の中にはいっていたのは「ゆだん大敵」と書いた紙だけでした。秘奥の伝授とは違っていました。
武士は怒って「これは何かの間違いではないか」と問います。しかし,師範は穏やかに「間違いではない」と答えます。
そこで,師範は武士に言います。日々,命をささげて生きることは,口で言うほど簡単ではない。日常の小さなことに,その人の生き方が表れる。言葉でも哲学でもない。小さなことをおろそかにせず,大事をつかんで,ゆだんしない生き方が大切である。口で言い,頭で理解するだけでは本物ではない。この五文字は,学んだことに終生ゆだんあるな、という意味だと。
この話を読んで,私は身の引き締まる思いがしました。今日できないことは,明日やればいい,まだ時間はある,と思いがちです。しかし,明日があるという保証は,だれにもありません。教育もそうです。今日できることを今日しなければ,明日できる保障はどこにもありません。
その日その日を,今日しかないという思いで,ゆだんなく生きること。後悔しないため,毎日ゆだんなく生活したいと思います。