「今までありがとう」〜ミカンの木の伐採〜
- 公開日
- 2024/10/01
- 更新日
- 2024/10/01
幼稚園の様子
もう何十年も正門脇で、数えきれない親子を見守り続けてきた、深草幼稚園のミカンの木。ところが今年の夏の猛暑の影響で、夏休み頃から木の皮が剥がれ出し、植木屋さんに見ていただいたところ、もう枯れてしまっているということがわかりました。子どもたちにとってこのミカンの木は、遊びや生活に本当に身近な存在でした。春にはアゲハ蝶がこのミカンの周りを飛び回り、葉に卵を産み付けては、美しい蝶になるまでの過程を何度も経験させてもらってきました。ミカンの木の下で、シロップ漬けにしたミカンを、みんなでおいしくいただいたこともありました。また剥いた皮のいい香りを味わったり、おろし金ですりおろして、ジュースづくりの遊びの材料にも使ったこともありました。今年は、シャボン液づくりに夢中になった5歳児が、ミカンの汁をシャボン液の材料にも使いました。
今日、子どもたちに、このミカンの木を伐採する話をし、帰る前に、最後のお別れをしに木のそばまでみんなで行きました。どんな声をかけるかを問いかけると
「今までありがとう」
「大好きだよ〜」
「おいしいミカンをありがとう」
「おつかれさま〜」
などとミカンの木を見上げながら伝える姿や、木の幹をやさしく撫でる姿などが見られました。
自然とのかかわりは、時に予期できない出来事に巡り合います。そのたびに、驚いたり喜んだり、時に悲しんだり…と心を動かします。
今回も、それぞれに心揺らし、振り返りながら、この出来事をみんなで大事に受け止めていきたいと思います。
ミカンさん、今まで本当にたくさんの思い出をありがとう。そして深草幼稚園を長い間、見守ってくれて本当にありがとう。