三つの約束−2−
- 公開日
- 2011/06/21
- 更新日
- 2011/06/21
校長室から
前回に続いて,「三つの約束」の2回目です。残りの二つをご紹介します。
<入学式の式辞から−4−>
第二は「学校は小さな社会だ」ということです。集団の中で自己を見つめ,他者を理解する場。当然ルールがあるし,マナーも必要です。
堀川をよりよい社会にするための責任を,みんなが共有しています。君たちは場と状況を把握し,意識した行動をとるように努めなさい。私たちは,大きな子どもではなく小さなおとなとして,君たちに対応します。
第三は「学校は楽しいところだ」ということです。本当に楽しいというのはどういうことかについて考えなさい。楽しさは待っていて与えられるものではありません。行動することによってつくるものです。ほんものの楽しさを得るために,自ら参画し,参加する姿勢をもちなさい。私たちは,君たちの個性を尊重して,見張ることはせず見守ります。
小さな社会である学校を本当に楽しいものにするためには,自分がどうすればよいのかを考えてください。
いま確認しておきたいことは,堀川高等学校という学校はこれまでの歴史の中に確かに存在してはいるけれども,君たちにとっての堀川高等学校はまだ何もない,ということです。それは,君たちの先輩である11期生についても,12期生についても同様です。入学から現在までの2年間や1年間は具体的ですが,これからについては定まっていません。
諸君,君たちが動かない限り,君たちが創らない限り,ここには空っぽの空間と単に流れ去る時間があるだけだということを認識してください。
君たちの先輩たちは,それぞれが自分たちの堀川を築いてきました。それによっていまの堀川があります。ではその堀川が君たちを成長させるのかというと,必ずしもそうではありません。いまある堀川によって君たちがつくられるのではなく,君たちによって君たち自身の堀川がつくられ,そのことによって君たちそれぞれの成長や成熟が可能となるのです。このことを忘れないでください。
学校教育法第51条に,高等学校教育の目標が示されています。 そこには,「社会において果たさなければならない使命の自覚」であるとか,「個性の確立に努めるとともに、社会について、広く深い理解と健全な批判力を養い、社会の発展に寄与する態度」といったことが書かれています。
自分自身の個性をより一層開発するとともに,自分の学校をよりよくするためにはどうすればよいかを考えてください。そのために健全な批判力を養ってください。そしてそのことを通して,社会の発展とは何かを考え,社会における自分の役割について考え続けてください。
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先々週に,“responsibility”という言葉を紹介しました。
私自身が自分の役割は何だろうかと思い惑いますので,生徒にも,教職員にも,あなたの役割は何かと問うことがしばしばあります。
堀川のメインメッセージは,「すべては君の『知りたい』から始まる」。特に若い人たちには,自分の「〜たい」を見つけようとしてほしいと願っています。
少なくともそうすることが,生徒それぞれの,自分自身に対する重要な役割であると思います。そして,堀川として欠かせない役割の一つは,その取り組みをしっかりと支えることです。
果たせているか。問いかけは尽きません。
「長い」というご指摘をいただき,今回は少し短くしました。
いろいろなお声を頂戴し感謝します。
まだ4回目ですが,三日坊主で終わらずにホッとしています。
……… 荒瀬克己