桜梅桃李(おうばいとうり)
- 公開日
- 2018/03/02
- 更新日
- 2018/03/02
校長室から
桜梅桃李(おうばいとうり)
校 長 飛田 義和
3月は,子どもたちにとって進級・進学の最後の準備時期となります。それぞれが次のステップに向かって希望を胸にする時期に,子どもたちとともに考えていきたいと思うことがあります。
それは,「桜梅桃李」という言葉についてです。「さくら」「うめ」「もも」「すもも」の四種類の花を並べた言葉です。これらの花はどれもみなきれいで,それぞれ独自の花を咲かせます。この「桜梅桃李」という言葉は,それぞれの美しさを認めてそのよさを生かすという意味です。また,美しい実もつけます。どれも私たちを楽しませてくれることは同じですが,花弁の形も咲き方も,実の味もそれぞれみんな違います。
私たち人間も同じです。同じ人などいません。同じでないからいいのです。職員室の前には金子みすゞさんの「みんなちがって みんないい」の詩が掲げられていることもあるので,多くの子どもたちもこのことの意味は理解できているはずです。
アメリカの国では「奴隷制度」があって,同じ人間なのに差別されていた時代がありました。日本でも身分制度があって,違う身分の人と結婚できなかったり,就きたい職業に就けなかったりしていたこともありました。とても残念なことですが,悲しい過去です。でも今は違います。人は皆,生まれながらにして平等です。違いを認め合い,そのよさを生かすことが,まさに「桜梅桃李」であり,大切なことであります。
子どもたちは,この1年で本当に成長しました。卒業していく6年生とともに平成29年度の総まとめをし,希望に燃える新入生とともに新しい年度を迎えたいと思います。学校にとっての1年の有終の美は,学校教育目標に照らし合わせて様々なことをきちんと評価していくことです。そして,もう一つの有終の美は,すべての児童が1年のまとめをしっかりできることです。具体的には,この1年で何ができるようになり,まだできていないことは何なのかをはっきりさせることです。地域・保護者の皆様には,この1年間,本校の教育活動にご支援ご協力をいただきましたことを,心より御礼申し上げます。