行く,逃げる,去る
- 公開日
- 2016/01/22
- 更新日
- 2016/01/22
校長室から
年明けの毎日の大切さを言い表す言葉として,「行く,逃げる,去る」は,一月二月三月の最初の音のイ・ニ・サを掛けて昔からよく言い慣らされた言葉です。お正月には,多くの人が今年はこんなことをがんばろう…と意気込み新たに抱負を持ちますが,やろうやろうと思っているうちに,もう3月!ということも少なくありません。逆にお正月からやりだして3日で終わってしまう3日坊主も経験された方も多いと思います。とにかく,特に年の初めは大切に時間を使わないとあっという間に3月が終わってしまうということでしょうね。
学校生活でも同じようなことが言えるでしょう。保護者地域のみなさんが子どものころは,「この時期は3学期と言ってまとめの学期です。」とか先生に言われた覚えのある方も多いのではありませんか?今京都の小学校はほとんどの小学校が前期後期の2期制を敷いているので3学期という言い方はしませんが来年度に向けた学習内容も入って来ます。また6年生では進学の問題も近づいてきます。中一ギャップと呼ばれる何かしらの不安も出てくるのがこの時期です。このギャップを少しでも減らそうと本校と七条中学校が連携して中学生体験プログラムを作ったり,中学生との交流を増やしたりなどの取組を進めていますが,部活の問題,先輩後輩の問題,教科担任制の問題に漠然とした不安を持つ子どもも出てきて当然です。また特に年明け早々はお年玉をもらったこともあり,そんなことが相まって小学校でもトラブルが起きることもあります。何か注目を引くようなものを仲間に紹介したり,持ってきたりすることもあり,それが原因で友達関係にひびが入ることだってあります。最近では6年生だけでなく,中学年からもうスマホやガラケーをお正月に買ってもらって,その使い方や友達への紹介の仕方によってトラブルが起こっていることもよくあります。
以前,私が担任をしていた頃「先生,〜を使うことを学校で禁止していただけませんか?」や「お年玉の上限の額を統一してもらえませんか?」というお願いをされたことがあります。でもこれは冷静に考えれば無理な話です。各ご家庭で事情が違いますし,ご家庭の考え方も大きく違うのにそれを学校が一律に決めることは逆に大きな問題です。学校として言えるのは「学習に不必要なものは学校には持ってこない」あるいは「スマホ・ケータイは小学校では必要でありませんよ」あるいは,もし持ってきてしまったら,「教室では出さないように」か「職員室で預かっておこうね。」まででしょう。
何か年明け早々不安な話を書いてしまいましたが,私だって小学生の時には不安もありました。みなさんもドキドキした経験はおありだと思います。逆にこのドキドキ感を感じられるのもこの時期ならでは,です。今の学年最後の三か月を精一杯楽しみましょう。また勉強もがんばりましょう。せめて,何もしない間に3月が過ぎちゃった!ということだけはないように! 光陰矢のごとし,学成り難しです!
校長 安田 曜