学校日記

校長室から 平成25年度梅小路教育について

公開日
2013/04/10
更新日
2013/04/10

校長室から

 社会では,近年の産業・経済の構造的な変化や雇用の多様化・流動化等を背景に非正規雇用者が増加するといった雇用環境の変化や「大学全入時代」が到来する中,子どもたちが将来に不安を感じたり,学校の学習に自分の将来との関係で意義が見出せずに,学習意欲が低下し,学習習慣が確立しないといった状況がみられたりしていると言われています。そこで,本校では,このような変化の中で,将来子どもたちが直面するであろう様々な課題に柔軟かつたくましく対応し,社会人・職業人として自立していくことを目指し,平成23年度より生き方探究教育(キャリア教育)を推進してまいりました。

 生き方探究教育では,すべての教育活動で生き方探究教育の視点を取り入れ,学習の基盤であり,児童が大人になった時に社会人として必要となる基礎的・汎用的能力を小学校から意図的,系統的に育むことが重要です。本校では,基礎的・汎用的能力を「人間関係形成能力(かかわる力)」,「課題対応能力(やりとげる力)」,「自己理解能力(見つめる力)」「キャリアプランニング能力(向かう力)」の4つの能力として設定し,各学年の発達段階にあった力を育みます。そのために校内研究会では,ワークショップや小グループでの討論など教員の互いの良さや知恵を出し合える研修会や日々の子どもたちの育ちを振り返り具体的な取組を共通理解するための報告会を取り入れた授業研究会を行っています。今年度も全ての教育活動において生き方探究教育の視点を取り入れて,児童の基礎的・汎用的能力を高めるとはどういうことかを日々の教育活動の中で常に話題にして,全教員の指導力を高め,児童を育めるよう梅小路教育を推進してまいります。

 梅小路小学には,大内,安寧,梅逕の3学区がありますが,梅小路教育に対して地域の方からの多くのご支援をいただいています。
学校運営協議会,ふれあい土曜学習推進協議会,地域諸団体の皆様に授業支援や環境整備等,梅小路の強みである地域力を生かした体験活動を教育計画の中に意図的に取り入れ,学びが地域と結びつきながら生活で生かせるように工夫してまいりました。昨年度は,京都水族館が平成24年3月に開業することで,水族館での田んぼの体験学習や生き物についての専門家のアドバイスなど都会では,なかなかできない体験活動や学びを多く取り入れることができ,地域を生かした体験学習がより充実することができました。今年度も引き続き地域の方からの多くのご支援を梅小路教育とうまく連結させて,梅小路教育の充実と発展に向けて努力する所存でございます。