6年生 渋染一揆の学習
- 公開日
- 2009/09/25
- 更新日
- 2009/09/25
6年生
先日,社会科の単元「江戸の文化をつくりあげた人々」の中で,江戸末期に岡山藩が出した倹約令をめぐる「渋染一揆」の学習をしました。財政難に苦しむ岡山藩は,百姓に対して倹約を促すお触書を出しました。「着るものは木綿にしなさい。髪飾りなどはつけてはならない。」など百姓の生活を細かく制限するような内容でした。さらに岡山藩は,「百姓や町人とは別に身分上きびしく差別された人々」に対してもお触書を出しました。「着るものは無地の渋染か藍色に限る。雨の日には栗のげたをはいてもよいが,百姓に出会ったらげたを脱いでお辞儀をするようにしなさい。」など,倹約とは程遠い内容のものでした。このお触書に対して人間の尊厳と平等を求めて立ち上がった一揆が渋染一揆です。学習は2時間に分けて進めていきました。初めの1時間では,岡山藩の財政状況を知り,倹約令を出すまでの経緯について調べます。そして百姓に対するお触書と差別されていた人々へのお触書を比較し,感じたことを出し合っていきました。次の1時間では,お触書を「承諾する」のか「拒否する」のかを話し合う場面を再現し,差別された人々の葛藤をつかみました。その中で嘆願書を作って自分達の思いを伝えようとしたこと,嘆願書を突き返され,家老に直接「強訴」する行動に出たことを学びました。武器を持たない,非暴力の訴えであったにしても,「強訴」は当時の社会では大変重い罪です。しかしその重罪を犯してまでも訴えたかったことは何だったのかを考えました。差別された人々が不当な差別に立ち上がった熱い思いは,後の水平社創立への思いにもつながる大切なことです。今後は,これらの不当な差別を現代に生きる自分達の生活にフィードバックさせていきたいと思います。