『組体操STORY』 VOL.2
- 公開日
- 2009/06/02
- 更新日
- 2009/06/02
6年生
組体操の練習が2週目に突入しました。今年の組体操も昨年と同様に,隊形移動をくり返しながら進んでいきます。第1部は入場〜マスゲーム,第2部は一人技〜三人技,第3部は5・6人技,第4部はマスゲーム,第5部は全員で作る大技〜退場という構成です。覚えなければいけない技や動きがたくさんありますが,子ども達は真剣に,そして一生懸命に取り組んでいます。
一人技〜三人技は昨年と同じメンバーで組んでいます。昨年何度も練習し,特訓までして完成させた技の数々には,それぞれのグループの間で培われた絆が大きく影響していました。特に難易度の高い技である二人技の「倒立」と「サボテン」,三人技の「ひこうき」は,互いに呼吸を合わせ,相手を信頼して作り上げてきた技でした。しかし,昨年の組体操から1年が経ち,体も大きくなりましたので,新たにメンバーを再編成する必要があると考えていました。そして組体操の練習を5年生と共に進めていく初日,昨年の組体操で行った技を5年生に見せる場面がありました。1年経っていますが,昨年と同じグループならお手本になるような技を見せてくれるだろうと思い,昨年のグループで組んでみました。すると,ほとんどのグループで,「倒立」や「サボテン」,「ひこうき」がきちんとできました。やはり昨年の絆が生きていたのです。でも,このメンバーはお手本を見せるためだけに組んだメンバーですから,グループは再編成するつもりでした。子ども達にも聞いてみると,半分ぐらいの子どもが再編成を望んでいました。しかし,半分の子どもは「このままでいい。」と考えていました。ほとんどの子どもが再編成を望んでいるだろうと予想していた私は,この結果が少し意外でした。でも半分の子どもが昨年の絆を残したいと思ってくれていることをうれしく思いました。そこで,技の出来具合を見ながら,部分的に再編成していくことにしました。練習を進めていくと,再編成を望んでいるグループは,技がうまくできないグループの子ども達でした。でも,昨年以上に腕力や脚力も付いていますし,コツもつかんでいきましたので,できない技ができるようになっていきました。そうすると,再編成を望まなくなっていきました。最終的には,全てのグループが「昨年と同じグループで組む」という結論を出しました。子ども達自身で出した結論です。こういう経過を見ていると,本当に成長したなあと思います。