大仏作り
- 公開日
- 2009/06/02
- 更新日
- 2009/06/02
6年生
社会科では「聖武天皇と奈良の大仏」という単元の学習をしています。この単元の1時間目には,資料集に載っている写真を見ながら,大仏の手のひらの大きさが1.5mとか,高さが16mとか,鼻の穴の直径が30cmなど数字的なことを確認しました。しかし,資料集の写真を見て,数字を確かめても,大仏の大きさを実感することはできません。そこで,運動場に大仏を書くことにしました。まずは班ごとに,担当するパーツを決めました。「顔担当」とか「左手担当」とか「体担当」などです。さらに,実際の大きさにこだわりたいと考えていましたので,資料集に載っているデータよりもさらに細かい数字を提示しました。例えば,「目の幅」とか「耳の長さ」とか「あぐらをかいた足のサイズ」など,私が調べて得たデータを全て提示しました。そして,使えなくなったほうきの柄,栽培園に使う支柱,メジャーを持って,いざ運動場へ。班のメンバー同士が相談をしながら,地面に大仏の下書きがどんどん出来上がっていきました。下書きができたら,石灰を使って仕上げていきます。およそ45分かけて,大きな大きな大仏が完成しました。しかし運動場で見ていても,その大きさがあまり実感できませんから,みんなで屋上に行きました。少し肩が張っていて,ロボットのような大仏になりましたが,屋上から見てようやく全体像がわかるほどの大きさに,子ども達はびっくりしていました。そして,「大仏を書きながらどんなことを思っていたか。」と質問すると,「なぜこんな大きなものを作ったんだろう。」という意見が出てきました。私はこの言葉を待っていました。この疑問はズバリ単元のねらいそのものです。聖武天皇がなぜこれほどまでの大仏を作ろうと考えたのかを調べていくことで,この時代の背景がどんどんわかっていきます。大仏を書くのは大変でしたが,大切なことを見つけることができた学習でした。