学校日記

「気付き」を大切に・・・。

公開日
2015/10/21
更新日
2015/10/21

校長室から

 1年生が,体育科の授業で「おきかえリレー」という種目に挑戦しています。

 「勝つこと」が最大の目標であり,「自分の活躍がチームの勝利に結びつく満足感」や「自分が力不足であったり力を出し切れなかったりしても,チームの力で勝つことができるという絆感」を味わうことのできる種目です。
 バトンリレーしか指導した経験の無い私にとって,「おきかえリレー」というものは大変刺激的で,担任の先生方のたくさんの苦労をよそに,とても楽しんで関わることができました。「個性の強い子どもが多い」「支援・配慮を必要とする子どもが多い」という実態との兼ね合いの中で,学年で『場』や『グッズ』『進め方』などを考えに考えて進めてくれていました。
 いざ始まると,案の定子ども達は「勝つこと」に必死!決められたルールが・・・?負けた時には,チームの仲間への言動が・・・?
 こんな時どうすればよいのでしょう?ルールをより厳しくして,例えば『罰則』を用意する?不適切な言動には個人的に厳しく指導する?
 これでは,何のために体育の授業をしているのか分かりません。子どもは育たない,自立できません。大切なことは,『子どもの気付き』なのです。算数等でよく「間違った時こそが正しいことをしっかり身に付けるチャンス!」と言ったりしますが,体育でも同じだと思います。リレーやボールゲームなどでは,『チーム』というものを背負っていますので,算数のように容易くはありませんが,それでもやはり「負けた時」を大切にしなければいけないと思います。
 負けた時に,「なぜ負けたのか」「何が原因なのか」「どうすれば勝てたのか」「次の時にはどんなことに気を付ければよいのか」・・・仲間を非難したり,自分を責めたりするのではなく,『次』に向けての気付きを出し合い,すがるような気持ちでひとつひとつやってみる。「だめ」が続くことがあっても繰り返し繰り返し・・・その過程で子どもは,子ども達は育ち,育ち合っていくのではないでしょうか?
 指導者がどんな視点で見取り,「何に気付かせるのか」「気付きにどうアプローチさせるのか」もとても大切になってくると思います。
 これからの1年生の体育がますます楽しみになってきました。ちなみに,今日の1−4の授業では,「負けても 人のせいにせず 仲良く運動し リレー遊びを楽しむ」という“心に訴えかける”「ねらい」となっていました。