根っこの教育
- 公開日
- 2014/04/18
- 更新日
- 2014/04/18
校長室から
ここ5年間,上賀茂教育の根底を支えようと考えてきたもの
*三つの根を育てる
1.根気・・・・・・・・落ち着き、じっくり深く
2.根性・・・・・・・・やる気、強気、負けん気
3.根ばり(粘り)・・・ 継続、最後まで
古くからある3つの言葉ですが『見えにくい学力・見過ごしやすい学力を大切にする』という意味で考えています。
・上賀茂は、賀茂なすやすぐき等、日本中に知れ渡る京野菜の産地です。それらの素晴らしい京野菜を育てるのは、上賀茂の気候や水に適していたからという自然条件だけでなく、長い歴史を積み重ねる中で、人々の継続的な努力・工夫・苦労があったからだと思います。
賀茂の農家の方々は、そのような素晴らしい野菜を育てるために、まず、地面の中に大きくしっかりと広がる「根」を育てることを大切にしてこられたのではないでしょうか。しっかりとした根ができて、やがて太い立派な茎や葉ができるのではないでしょうか。
上賀茂教育は、上賀茂の地域の方々が大切に引き継いでこられたこの伝統を教育理念の根底において推進していきたいと考え,今年で5年目になります。
すなわち、数字や行動にあらわれ見えやすい学力は『実(確かな学力)』であると考えています。そして、その大きな実を支えるのは太い立派な体は『茎や葉(健やかな体)』と考えています。この実や葉や茎を立派につくり育て支えるているが,目に見えにくい学力・見過ごしやすい学力は『根(豊かな心)』であると考えています。私たちは、実を育てる基盤となる,しっかりとした【根】を育てたいと考え上賀茂教育を推進しています。 しっかりとした、根を育てるためにはよい土壌をつくらなければなりません。すなわち子どもたちを支える保護者・地域の方々との連携を図らなければならないと思っています。
そして,次に必要とされることは評価であります。できあがった実を表面的に評価することは、誰にでもできるといってよいでしょう。(大きい実・つやの良い実・形の良い実・虫食いのない実 等 一目瞭然の事柄)しかし,農家の方々のプロの目は、立派に育つまでの『過程』をしっかりと把握しているので,その善し悪しを確実に評価することができるのではないでしょうか。
この様な見取りを教職員も今まで以上に取り組まなければならないと考えています。すなわち、見えにくい学力や見過ごしがちな学力をしっかりと育てる過程も含めて、評価できる教職員集団としてさらに磨きをかけていきたいと考えています。
*写真の綺麗に咲いている桜も,この木の下に太い長い多くの根っこがしっかりとはっています。