Global CitizenshipⅠ~校内巡検 第1回:紫野高校の中にある「自由の芽」を見つけよう~
- 公開日
- 2026/06/24
- 更新日
- 2026/06/24
学校の様子
こんにちは、GC教育部です♪
1年生の総合的な探究の時間「Global CitizenshipⅠ」では、新しい単元「校内巡検」に入りました。
これまでの授業では、「誰もが自由でいられる世界」をテーマに、自由とは何か、そして他者の自由と自分の自由が衝突したときに、どのように考え、行動していくことができるのかを学んできました。
今回から始まる校内巡検では、その学びを、私たちが毎日過ごしている紫野高校の中に引き寄せて考えていきます。
今回のテーマは、「紫野高校の中にある『自由の芽』を見つけよう」です。
紫野高校は、誰にとっても自由でいられる場所でしょうか。
毎日通っている学校だからこそ、私たちは教室、廊下、階段、中庭、図書館、食堂などを、当たり前の空間として見てしまいがちです。しかし、その「当たり前」は、すべての人にとって同じように自由なものなのでしょうか。ある人にとっては何気ない場所や使い方が、別の誰かにとっては不自由さや困りごとにつながっているかもしれません。
そこで今回は、紫野高校の中を「自由」という視点で見直し、校内にある不自由さや、もっと自由に使えそうな場所を探していきました。
生徒たちは、iPadを持って校内を巡りながら、気になる場所を写真に収めました。大切にしたのは、「自分が困っているかどうか」だけで学校を見るのではなく、「誰が、どんな不自由を感じていそうか」「この空間が少し変わったら、誰が、どんな自由を感じられそうか」と考えることです。
普段は何気なく通り過ぎている廊下や階段、あまり立ち止まることのない場所、使い方が決まっているように見える空間も、視点を変えると違って見えてきます。
生徒からは、「いつも通っている場所でも、誰かの立場で見ると気になるところがあった」「自分は困っていないけれど、けがをしている人や初めて学校に来た人には使いにくいかもしれないと思った」「不満を探すのではなく、もっと良くできる場所を探す感じがした」といった声も聞かれました。
校内巡検の後は、撮影した写真をもとに、自分の気づきを付箋に整理しました。写真を撮った場所、そこにどのような不自由さがあるのか、またはどのように活用すればもっと自由になりそうか。そして、その不自由さが解消されたとき、誰がどのような自由を感じられるようになるのかを考えていきました。
ここで大切にしたのは、すぐに「正しい答え」を出すことではありません。自分がどこで立ち止まったのか、何に違和感をもったのか、どのような自由が広がりそうだと感じたのかを、まずは自分の言葉で残すことです。
その後、グループで付箋を持ち寄り、一人ひとりの気づきを共有しました。同じ場所について書かれたもの、似たような不自由さを感じているもの、目指している自由の方向が近いものなどを分類しながら、個人の気づきをグループの知恵へと広げていきました。
話し合いの中では、「同じ場所を見ていても、考えていることが違っておもしろい」「別々の場所のことなのに、同じような不自由につながっている気がする」「自分では気づかなかった視点を友だちが出してくれた」といった気づきもありました。
今回の校内巡検は、学校への不満を探す時間ではありません。
紫野高校をより自由で、より過ごしやすい場所にしていくために、まだ小さな可能性を見つける時間です。今回見つけた一つひとつの違和感やひらめきは、まだ小さな「自由の芽」です。
次回は、今回見つけたたくさんの「自由の芽」の中から、どの提案が実現できそうか、その提案によってどのような人が自由になれるのかを、さらに具体的に考えていきます。
生徒たちが見つけた小さな気づきが、どのような提案へと育っていくのか。これからの学びが楽しみです。