学校日記

Global Citizenship1「異文化理解と国際協力:第1回バファバファ体験」

公開日
2025/12/26
更新日
2025/12/26

学校の様子

こんにちは、GC教育部です♪

本校では、1年生の GC1(Global Citizenship1) の授業において、異文化理解の導入として体験型学習「バファバファ」を実施しました。この授業は、これから始まる国際協力の探究に向けて、「異なる文化や価値観をもつ人と出会ったとき、自分はどう感じ、どう振る舞うのか」を身体ごと問い直すことを目的としたものです

授業が始まると、生徒たちは二つの文化をもつ国の住民となり、それぞれ全く異なるルールの中で生活を体験しました。最初は戸惑いながらも活動に入り込んでいきましたが、他国との交流が始まると、「どうして通じないのだろう」「相手の行動が理解できない」といった混乱や違和感が一気に広がりました。思うようにコミュニケーションが取れない場面では、苛立ちや不安を感じる生徒もいれば、「なんだか面白い」「新鮮だ」と前向きに捉える生徒もおり、教室の中にはさまざまな感情が生まれていました。

活動後の振り返りでは、生徒たちから率直な感想が多く出されました。

「相手の国に行ったとき、正直怖かったし、冷たい国だと思った」

「ルールが分からず、何をしていいか分からなくてイライラした」

一方で、

「最初は嫌だったけれど、少しずつ慣れてくると相手のやり方にも意味がある気がしてきた」

「言葉がなくても、工夫すれば伝わる瞬間があって嬉しかった」

といった声も聞かれました。

同じ体験をしていても、感じ方が人によって大きく異なることに、生徒自身が気づいていった点も印象的でした。「自分は相手を『変だ』と思っていたけれど、相手から見たら自分の行動も同じように見えていたかもしれない」「相手が間違っているのではなく、自分の『当たり前』が通じなかっただけだと気づいた」といった振り返りからは、自文化中心的な見方が少しずつ揺さぶられていく様子がうかがえました。

また、「イライラした」「かわいそうだと思った」「楽しかった」といった感情について考える中で、「なぜ自分はそう感じたのか」「自分は何を大切にしているからその感情が生まれたのか」を言葉にする生徒も多くいました。感情は単なる反応ではなく、自分の価値観を映し出す手がかりであることを、体験を通して学ぶ時間となりました。

GC1では、「異文化理解」とは知識として外国の文化を学ぶことではなく、分からなさや違和感を抱えたままでも相手と向き合い、対話しようとする姿勢そのものだと考えています。今回のバファバファは、次回以降に取り組む「高校生地球市民ボランティアプログラム(GCVP)」につながる重要な一歩であり、生徒たちが村民役との対話に臨むための心の準備となる授業でした。

生徒たちは今回の体験を通して、「すぐに分かり合えなくてもいい」「まずは相手を知ろうとすることが大切だ」という感覚をつかみ始めています。この小さな気づきこそが、異なる文化や立場の人々と共に生きるための出発点です。

これから始まるGC1の探究の中で、生徒一人ひとりがこの経験を土台に、自分なりの「一歩」を踏み出してくれることを期待しています。