学校日記

箏・尺八を知る、聴く、奏でる

公開日
2026/09/09
更新日
2026/09/08

学校の様子

 9月8日(火)、2年生を対象に「文化芸術探究事業 箏曲・尺八講座~箏・尺八を体験しよう!~」を実施しました。


 まず、本校で「日本音楽史」をご担当いただいている京都市立芸術大学准教授の武内恵美子先生から、中国の楽器「古琴」について、実演を交えながらご紹介いただきました。続いて、箏曲家の中川佳代子先生から箏について、都山流尺八の森田柊山先生から尺八について、それぞれ楽器の特徴や奏法、表現方法などを実演とともに教えていただきました。


 そして、箏と尺八による「春の海」の演奏。目の前で奏でられる二つの楽器の音色は美しく、尺八の表情豊かな音色や、たくさんの音を奏でながらも旋律をくっきりと浮かび上がらせる箏の演奏に、生徒たちも引き込まれていました。


 後半は、生徒たち自身が箏と尺八を体験しました。やはり、自分で楽器を手にすると、生徒たちの表情も一段と生き生きしてきます。


 尺八は、まず音を出すところから悪戦苦闘。息を使い続けるのは想像以上に大変で、「しんどい!」という声も。それでも、先生に一人ひとり丁寧にご指導いただきながら、何とか音を出そうと何度も挑戦していました。


 「最初は鳴らなかったけれど、尺八の方を動かして角度を調整すればいいことが分かって、音が出るようになった。音が出るってうれしい!」

 そんな声も聞かれました。音が鳴り始めると、なぜか立ち上がって吹き始める生徒が増えていったのも、見ていて楽しい光景でした。


 箏では、「さくらさくら」の合奏に挑戦しました。音が大きく跳ぶところでは、弦を間違えないようにするだけでも一苦労。さらに左手の奏法も加わり、少しずつ箏らしい表現へと進んでいきます。最後には先生から、「音楽的な表現まで含めて、一緒に音楽ができたのでは」とのお言葉もいただきました。


 知識として楽器を知るだけでなく、その音を間近で聴き、自分の手で触れ、思うようにならないことにも悪戦苦闘しながら、ようやく音が生まれる喜びを味わう。

 普段、西洋音楽を中心に学んでいる生徒たちにとって、自分たちの国で育まれてきた音楽を、自分の耳と身体で感じる貴重な2時間となりました。