世界の歌声に触れる~《グローリア・ミサ》ソリストを迎えて
- 公開日
- 2026/07/17
- 更新日
- 2026/07/16
学校の様子
7月16日(木)、オーケストラ定期演奏会でプッチーニ《グローリア・ミサ》のソリストを務めてくださる、ドイツ・ブレーメン歌劇場専属歌手のイアン・スピネッティさんとエリアス・ギョンソク・ハンさんとの初めての合同練習を行いました。
お二人が歌い始めた瞬間、ホールの空気は一変しました。
歌劇場で日々歌い、演じておられるからこその圧倒的な歌声。そして、その表情や立ち居振る舞いから生まれる豊かな表現に、生徒たちは思わず引き込まれていました。
本番ではソリストは客席に向かって歌われますが、この日の練習では生徒たちの方を向いて歌ってくださいました。
目の前で繰り広げられる表情や身振り、そしてまっすぐに自分たちに飛んでくる歌声、その圧倒的な迫力と響きに、生徒たちはすっかり魅了されました。
また、練習では杉本優さんとお二人が積極的に意見を交わしながら(もちろんドイツ語です)、音楽をより良いものへと創り上げていく姿も印象的でした。互いの考えを伝え合い、一つの作品を磨き上げていく様子そのものが、生徒たちにとって大きな学びになったように感じます。
生徒からは、「積極的に音楽を創ろうとする姿勢がすごかった。」「こんなにも響く歌声を聴いたのは初めてでした。」といった感想が聞かれました。
杉本さんによると、お二人も今回の共演を大変楽しんでおられ、生徒たちと一緒に音楽を創り上げる時間を心から喜ばれていたそうです。「もしかすると、プロのオーケストラと共演する時以上に楽しんでおられたのではないか」と感じられたとのことでした。
今回《グローリア・ミサ》をプログラムに取り上げた背景には、杉本さんの「世界の第一線で活躍する歌手と生徒たちをつなぎ、その音楽を肌で感じてほしい」という思いがあります。
その願いは、この日の練習だけでも十分に生徒たちへ伝わっていたように感じました。
世界の第一線で活躍する音楽家との出会いが、生徒たちの心にどのような変化をもたらし、その学びが本番の音楽にどのように表れるのか、とても楽しみです。