失敗から学ぶ
- 公開日
- 2010/07/02
- 更新日
- 2010/07/02
校長室から
失敗から学ぶ
6月は行事の多い月でした。上旬には、3年生が2泊3日で信州方面へ修学旅行に出かけ、中旬には、2年生が5日間の「生き方探究チャレンジ体験」を行い、そして、1年生が1泊2日で「花背山の家 宿泊学習」を行いました。
生徒達はそれらの行事を通して、友情を深め、社会一般の常識を知り、人の温かさを実感したのではないでしょうか。しかし、物事は必ずしもよい事ばかりがあるわけではありません。あってはならないことが起こったり、自分の考えの至らなさから他の人にとんでもない迷惑をかけたり、体調不良になったりと、様々な事が起こるのもまた現実です。生徒も教職員もそこから何を学び、教訓にしていくのかが問われるのです。かくいう私自身、教壇に初めて立った年の定期テストでテスト監督に行き、答案用紙を集めて教科の先生に渡したのですが、出席番号の最後の生徒の答案用紙を失ったことがありました。ありとあらゆる所を探し、それでも見つからず、本人と保護者に平謝りに謝った事がありました。その時は、生徒も保護者も謝罪を受け入れて何も言わなかったのですが、言いたいことは山ほどあっただろうと思います。それから、回収物、特にテストの答案用紙はどんなに時間がかかろうと生徒を座らせて、確認するまで異動さない習慣がつきました。(あたりまえのことですが)30年ほど前の話です。それ以外にも、自分では気がついていないが、周りの人のフォローで事なきを得ていることも沢山あるだろうと思います。
「失敗から学ぶ」と簡単に言いますが、そこには、大変大きな犠牲を払っているわけですが、しかし、できる事はその出来事から学ぶしかないのも事実です。「同じ過ちを二度と繰り返さない。」と気持ちの中で誓い、しっかりと顔を上げて共にがんばって行こうではありませんか。
ところで、最近生徒の家で不幸があり、それを聞いた同級生達がテスト前であったにもかかわらず十数人が後片付けに駆けつけた話を聞きました。その際、生徒の一人は「片付けを手伝わせてください。」と申し出て、周りの大人を感激させました。この話も起こった出来事は不幸ですが、その生徒には多くの信頼に足る友人がいて、その一人ひとりが少しでも役に立ちたいという一心で駆けつけたのだろうと思うと、胸が熱くなる思いです。