学校日記

如月

公開日
2010/02/01
更新日
2010/02/01

校長室から

如月(きさらぎ)

 如月(きさらぎ)である。如月とは、陰暦の二月のことで、語源辞典には、寒さで着物を更に重ねて着ることから、「着更着(きさらぎ)」とする説が有力であるらしいが、気候が陽気になる季節で,「気更来(きさらぎ)」「息更来(きさらぎ)」とする説や、草木が生え始める月で、生更木(きさらぎ)とする説。草木の芽が張り出す月で、「草木張り月(くさきはりづき)」が転じたとする説があると載っていた。
 確かに地球温暖化の影響で「暖冬だ」と言われていた割には、年末年始から睦月(むつき 一月)いっぱいは冬らしい寒い日が続いた。しかし、日当たりの良い枯れ草の間にはわずかではあるが緑の芽吹きがあり、枝先には堅いが小さなつぼみをつけている。確実に春が近づいている。日本という国は、春夏秋冬、四季がはっきりとしていて、その季節季節に人生をなぞらえてきた。冬来たりなば、春遠からじ、寒く厳しい冬を耐えれば、草花が咲き乱れる春が来る。このように忍耐力を養い、実力を蓄えて、来るべき春を心待ちにしてきたのである。3年生は、今まさにそういう時期なのである。今まで懸命に学習に励んできた者もそうでない者も皆が不安を抱え、だからこそ残りの時間を最後の力を振り絞って自分と戦っているのである。どのような結果が出ようとも全員に春は来る。そのあるがままの結果を自分でどう受け入れ、次のステップに高めていくかはどんなに苦しくても各自が考え、行動するしかないのである。しかし、一人ではない。周りに心配してくれる仲間がおり、先生がおり、なにより家族がいるのである。どうぞ、そのことを信じてこのつらく厳しい冬を耐えてください。