学校日記

紅葉「中京中だより11月号」

公開日
2009/11/06
更新日
2009/11/06

校長室から

 11月は、紅葉の季節です。街路樹も一部色づいて、秋空によく映えるようになってきました。私は比叡山のふもとに住まいいたしておりますが、その山麓に9月の声を聞くと真っ先に黄葉が始まる木があります。密かに名前を付けて、「今年もよく生き延びていたね。」と声をかけて無事を喜んでいます。樹木は人間より長生きではありますが、人間のように動き回ることができず、例えば落雷や台風などで倒れることもあるでしょう。しかし確実に季節が巡るたびにその季節に応じたしつらえをするものです。そして毎年、年輪を刻んでいくのです。そう考えると、我々人間はどうでしょう。我が身を振り返ると、その時その時、一瞬一瞬を大切に過ごし、意義ある年輪が刻めているのか不安になるときがあります。生きている事だけが大切だという考え方もありますが、やはり人間として生まれた以上、生きている意義を探してしまします。これが人間なのでしょう。
 さて中学生の皆さん、季節を色にたとえるならば、青春・朱夏・白秋・玄冬とある中で君たちは今まさに『青春』のまっただ中、ただただ毎日を懸命に生きていることだろうと思います。そして後に『今』を振り返った時、どのような思いを持つのでしょう。『少年老い易く学成りがたし、一寸の光陰軽んずべからず』と昔の人も自戒を込めていっております。一寸の光陰(少しの時間)も惜しんで、学ぶ事に専念してください。今は『学ぶ』事にちょうど良い季節でもあります。