学校日記

秋は夕暮れ

公開日
2009/09/29
更新日
2009/09/29

校長室から

      秋は夕暮れ

 9月の声を聞くと同時に秋めいてきて、昼に空を見上げると真っ青に澄んだ青空が広がり急に空が高くなったように感じます。雲は入道雲から絹雲に変わり、日中は残者が厳しくても、夕方にはその雲に夕日が当たり、夕焼けが美しくなります。また、虫の音も聞こえてくるし、日の入りもはやくなり「秋の日はつるべ落とし」と言われる所以がよくわかります。平安時代の清少納言という人は、「枕草子」という随筆の中で「秋は 夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて、雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
 日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。」
と書いています。今から千年以上の昔、ちょうど、この中京中学校がある場所(たぶん、大内裏のはずれ)で前述のような秋を感じていたのです。今、我々は忙しさに紛れて、しっかりと季節の移り変わりを感じ取れているでしょうか。1日にほんのわずかな時間でもいいですから、周りの自然を感じる時間を持ってみてください。少し人生観が変わるかもしれません。
 さて、10月は学校祭の季節です。体育大会に向けてのメンバー決めや練習、文化祭に向けての合唱練習やクラス全員制作の「貼り絵」の取り組み等、今は、クラスの仲間の心を一つにする時です。人間は、様々な経験(成功も失敗も含めて)を肥料に成長します。どうぞ、今のこの時間を大切にしてください。特に3年生は中京中学校最後の学校祭です。自分たちの持てる力を出し切り、今を楽しむと共に後輩達に中京中のよき伝統を伝えてください。                                             中京中学校長 戸塚 恵美子