学校日記

1年 国語

公開日
2026/05/25
更新日
2026/05/25

授業の様子

 本日、1年生の国語の授業では、『ちょっと立ち止まって』という単元で文章構成の工夫に取り組みました。この単元の内容は、有名な「だまし絵」が扱われており、他の見方を試してみるという副題も付いています。しかし、本時は文章構成に着目して学習を進めました。

 以前の授業『ダイコンは大きな根?』の単元では、「段落の役割に着目し、説明文の構成をとらえることができる」という目標を設定し、「段落のまとまり」「段落の役割(導入・例・まとめ など)」を学習しました。これらを区別し判断する思考力を生かして、本時は、話の中で扱われるだまし絵が出てくる順番だけが手掛かりとして明示され、予め段落で分解された文章を段落の役割や接続する言葉に着目しながら繋ぎ合わせていきました。グループワークとして取り組んだこの学習活動では、生徒同士で異なった意見を交わし合う場面で次のような発言に出会いました。「このまとまりが初めに書かれていないと、この後に3つの絵について見ていくことの意味が見えてこない。」「このまとまりは最後に書かれるからこそ、3つの絵を見た後に一番気付くべきこと(本質)が重く(明確に)感じられる。」完成された作者が意図する文章構成を分解し自分なりに解釈すると、作品の意味付けや彩り、時には読み手の解釈にも相違が生まれることを学習活動の中で生徒たちが感じ取った瞬間でした。

 学習指導要領における国語の「2 内容(読むこと)」の一つとして、『文章の構成や展開、表現の効果について、根拠を明確にして考えること。』とされています。本時の授業を見て、導入の内容とまとめの内容が作者によって熟考され意図的に記されているものを、それにとらわれずに構成を自由に発想し考えを深めることで、新しい発見を得ると共に、改めて作者の表現力を感じ取ることに繋がると気付きました。普段の学校生活でも、相手意識をもった会話・対話の場面で相手に「話す」のではなく「伝える」ために言葉の繋がりや流れをどのように表現すれば良いかという「構成」に意識を向けてほしいと思います。