学校日記

「読書の秋」に向けて

公開日
2014/09/22
更新日
2014/09/22

校長室より

なぜ人は本を読むのか?

1.想像力を養うため
 大学生以下を対象にした調査によると,「嫌いな人」のダントツは「自己中心的な人」だそうです。自己中心的な人というのは,相手の気持ちを分からない「想像力の欠如した人」のこと。
こういう人は,決まって本を読んでいないみたいです。想像力は,読書によって養われます。人に嫌われないためにも,本は読んだ方が良いと私は断言します。

2.ストレスを発散しやすくするため
 最近の大学生はボキャブラリーが極端に減っているという調査がありました。例えば,「うざい」,「きもい」,「ハズい」,「よくなくない」とか言う単語。実はこれは,本人が気づかないうちに多大なストレスを貯めている。人間の感情はもっと複雑なので,そういった繊細な想いを表現できる手段がないとストレスが貯まり,ついには,「キレる」ということらしい。本を読んでボキャブラリーを増やすと,言いたいことが表現しやすくなり,生きることが楽しくなります。

3.文脈を読む力を養うため
 「お前,頭悪いな」と言われて,「あっ,頭悪いって言ったな,お前の方がバカだ,俺の方が頭が良いんだ!」と興奮して言い返す人がいるが,そんな人は本を読んでいない。大人でこんな人はなかなかいないが。まず,「お前,頭悪いな」の前に,「〜だから,」という文脈があるはずで,それが読めていない。つまり,議論の本質が読めず,言葉尻に反応してしまう。本質を読む力を養うためにも,本は読んだ方が良い。

4.将来の不安をなくすため
 本は将来の不安をなくしてくれます。なぜかというと,人生の大事なことがすべて本に書いてあるからです。基本的に私たちが経験することは,先人たちの知恵によって,ほとんどは解決されます。
例えば,ギターを弾きたければ,ギターのコードの雑誌を買えば良い。家を買いたければ,不動産,住宅ローンの本を読めば良い。人間関係で悩んでいるならば,心理学,上司の考え方の本を読んでください。かならずどこかに答えがあるはずです。そもそも,不安というのは「どうなるかわからない」という気持ちから生まれるものです。前もって,このような情報を持っていれば,将来の不安も減るはずです
 また,本を読めば,価値観の幅が広がります。例えば,起業やフリーエージェントという考え方があれば,リストラされて仕事がなくなったり,就職活動に失敗してもいくらでも稼げる方法はあるとわかります。死について,不安であれば先人たちの書を読んでください。北野武さんは,死ぬことは楽しみだと言っています。なぜなら,「死んだらどうなるかという最大の謎が解けるからだ」そうです。
堀江貴文さんは,「死はとても怖い,だから,死ぬ前にやりたいことは何でもやる。やりたくないことで人生を無駄にしたくない」と言っています。このような言葉を聞いたら,価値観の幅が広がりませんか? だらだら人生を過ごすのがもったいなくないですか? もちろん,書を捨てよ町へ出ようという言葉があるように,本だけ読んでいてもダメだと思いますが,千田琢哉の言葉を借りれば「本を読め。読みまくれ。必ず自分に返ってくるから。」です。