憲法講話
- 公開日
- 2014/09/22
- 更新日
- 2014/09/22
校長室より
憲法講話 平成26年(2014年)5月1日
新学期がスタートして1カ月が過ぎようとしていますが、皆さんは元気に楽しく学校生活を毎日送っていますか?
GWが始まっていますが、明後日5月3日は、何の日でしょう?そうです「憲法記念日」です。
昭和20年(1945年)8月15日、多数の死傷者をだした長い戦争が終わりました。どれだけ悲惨な戦いだったか3年生は沖縄へ行って、その一部を見て聞いて感じて学びましたね。
焼け野原になった日本。でも、国民の心の中には、やっと平和が戻ってきた喜びを感じながら、今までの過ちを直し、繰り返さず、今まで以上に素晴らしい国を創ろうと新しい一歩を踏み出したのです。
その目標として新しく制定されたのが「日本国憲法」なのです。昭和21年(1946年)11月3日に公布(国民に知らされた日)、翌年5月3日に施行(実際に効力を持ち始めた日)されました。
「憲法」と聞けば、ちょっと難しそうで自分には直接関係がないように思ってはいませんか?今日は、君たちの身近に「憲法」が関わっていることをお話しましょう。
4月最初に、みんな新しい教科書をもらいましたね。小学校でもそうでしたが、教科書の代金は払っていませんね。何故でしょう?これは、憲法第26条の「義務教育は無償とする」という規定の下、「教科書無償法」という法律が制定され今日に至っているのです。しかし、この無償が始まったのは実は昭和38年(1963年)先生が小学校1年生の時からなのです。ということは、16年間は無償ではなく各自が買わなければならなかったのです。憲法は施行されましたが、多くの家庭は経済的に貧しく「子供に新しい教科書を買ってあげたい、みんなと同じように学校で勉強させてあげたい」と思いながらも高くて買えないお家がたくさんあったのです。そのため、全国各地から保護者を中心に、「憲法に義務教育は無償と規定されているのだから、すべての子供たちが同じように勉強できるように、国は教科書を無償で配布すべきだ」という声が上がり大きな力となり、国会でこの法律が制定されたのです。もし、憲法に「無償とする」という規定がなかったら、ずっと教科書を小学校・中学校と9年間買い続けなければならなかったかもしれないのです。教科書を持っている人、持てない人が教室にいたかもしれません。これは平等な環境ではありませんね。国は、すべての子供たちが同じ条件の下、「教育を受ける権利」を保障しなければならないのです。でも、世界中の国が日本と同じようにしているのではありません。昔の日本のように、勉強したくても争いが続いていて学校に行きたくても行けない、教科書がない、十分な文房具もない、そんな子供たちが多数いるのが現実です。
どうでしたか、憲法を身近に感じてもらえましたか?この他にも憲法には私たちにとって多くの大切なことが定められています。
世界の誇れる私たちの「日本国憲法」。もっともっと知ること、そして、それを毎日の生活に生かしていくことがみんなが平和の中、幸せな社会を築くことにつながっていくのです。