人権月間で「憲法記念日の講話」を回想
- 公開日
- 2012/12/11
- 更新日
- 2012/12/11
校長室より
憲法記念日の講話
新学期がスタートして1ヶ月が過ぎようとしていますが、皆さんは元気に、楽しく学校生活を毎日送ってくれているでしょうか。さて、皆さんもよく知っていると思いますが、5月3日は、「憲法記念日」です。5月1日から7日を「憲法週間」、5月を「憲法月間」としています。 「日本国憲法」は、戦後まもない、昭和21年〔1946年〕11月3日に公布され、翌22年(1947年)5月3日に施行されました。そして施行の日、すなわち5月3日を憲法記念日として、新憲法のもとに国の永遠にゆるぎない繁栄を祝う祝日としたのです。この憲法は、前文と11章103条からできていて、民主的で多くの優れた特色を持っています。その中で3つの大きな原則についてお話しましょう。
その第一は、「国民主権」です。
国家の仕事のすべては国民の考えに基づかなければなりません。
第二に、「基本的人権の尊重」です。
これは、すべての人が生命、自由、幸福を求める権利を持っていて、この基本的な人権を守ることは国家の最も大切な仕事であると決めています。
第三に、「平和主義」とうことです。
この世の中から戦争をなくすために、日本は一切戦争をしない。そして、平和を愛する世界の国々と手を取り合い、お互い信頼し合って世界の平和を築いていこう、国と国との争いは、戦争や力でなくて話し合いでまとめましょうと書いてあります。
特にこの3つの大きな原則の中で、中心となる「基本的人権の尊重」とはどのようなことでしょうか?まとめてみると、「基本的人権」とは、「人間が生まれながらにして持っている権利」で、「命が大切にされること」「自由に考え、行動できること」「皆が平等であること」などです。では、みなさんの身の回りのことを考えてみましょう。
1) 人の嫌がることを言ったり、したりして、弱い者をいじめていないか。
2) そのような行為に無関心でいたり、何もせずに見ているだけで仲間はずれにしていないか。
3) 相手の立場を考えない迷惑行為や、命の尊さを無視した暴力行為などはしていないか。
4) その結果、大切な人を悲しませたり、周りの人だけでなく自分の心や体を傷つけていないか。こうした行為は、人権を無視した行為で、日本国憲法の精神に反しています。言い換えると、「一人一人が大切にされ、みんなが気持ちよく学習できる楽しいクラス・学校を作らなければいけません。」と日本国憲法は言っているのです。
憲法記念日に自分自身を振り返るとともに、自分の周囲を見つめ、今日のように人権について考えてこそ、記念日として意義あることだと思います。
学校長 恒川 圭一