1万個 笑顔願うアート 「読売新聞 朝刊」28日(火)
- 公開日
- 2010/09/28
- 更新日
- 2010/09/28
学習発表会
★「回収空き缶1万個 笑顔願うアート…京都・西賀茂中」
幅20メートル、ライトアップ
ライトアップで「smile for・・・」のメッセージが輝いた空き缶アート(27日午後6時7分、京都市北区の市立西賀茂中で) 空き缶などを集めて業者に販売し、収益金を国連児童基金(ユニセフ)に寄付する活動を続けている京都市北区の市立西賀茂中学校(670人、藤井秀治校長)の生徒が1万個の缶を使って、校内に縦1・8メートル、横約20メートルの巨大アートを制作、27日夕、ライトアップを行った。金や赤、青色など、きらびやかに彩られたアートは光を浴びると、「smile for…」(すべてのものに笑顔を)とかたどったメッセージを輝かせた。
同中は、世界各地で貧しい生活を余儀なくされている子どもたちを支援しようとバザーの収益金や募金を贈る活動を続けている。今回は6月から、各家庭から空き缶を持ち寄ったり地域に出かけて収集したりして約5万個を集めた。
協力者への感謝の気持ちを込め、うち1万個でアートを作ることにした。3年生がデザインと制作を担当し、8月下旬から約1か月かけて作った。ジュースやビールの空き缶を側面の色ごとに仕分けし、少しずつデザインを積み上げていった。
寄付金は原則として、ユニセフを通じて発展途上国の子どもたちのワクチン接種費用に充てている。「smile for…」という文言には、空き缶がワクチン費用に代わり、子どもたちに笑顔をもたらすように、との願いを込めた。
これ以外に、希望を表す太陽、平和の象徴のハト、さらに子どもたちのつながりを意味するリボンなどの図柄をあしらった。作品はクレーンで校舎の2階部分に掲げた。
空き缶アートは1週間程度、展示した後、解体し、他の空き缶とともに業者に引き渡す。
制作委員会委員長を務めた3年、安田柚里さん(15)は「缶を集める何気ない行為が、遠く離れた海外の子どもたちへの援助になるのは素晴らしいことだと思う。みんなで一生懸命取り組み、アートの出来栄えにも満足しています」と話していた。
同中では10月2日午前10時から午後1時まで「国際貢献バザー」を開催。アルミ缶も同8日まで募集している。問い合わせは同中(075・493・7001)へ。
(2010年9月28日 読売新聞) 朝刊 掲載されました。