学校日記

人権啓発懇談会のごあいさつ

公開日
2010/12/13
更新日
2010/12/13

校長室から

 先週の12月7日(火)8日(水)授業参観及び懇談会ご苦労様でした。参観は全クラスで延べ500名以上の参加でした。お忙しいところご苦労様でした。懇談会は,残念ながら寂しい人数でしたが,少人数ながら保護者のおもいをお聞きすることができて有意義な時間が持つことができました。懇談会に参加されなかった保護者の方にも学校の取組を知っていただくために,懇談会での学校長のあいさつを,ここに掲載いたします。

 皆さんこんにちは。校長の山本です。本日は,年末のお忙しい中,授業参観並びに懇談会へのご参加,大変ありがとうございます。
 今回は,例年行っていますように,12月が人権月間であることにちなんで,人権教育に関わる授業参観並びに懇談会を設定いたしました。
 人権問題の解決を,子どもたちの将来にとって重要な課題ととらえ,学校における人権教育の取組をより確かなものにするために,保護者の皆様に授業をご参観いただき,一緒に考えていただくことをねらいとしています。
 さて,1948年に国連総会において世界人権宣言が採択され,その後今日にいたるまで,人権保障のための国際的努力が重ねられてきました。そして,「人権の世紀」と呼ばれる現在,このような努力をめぐる国境を越えた連携がますます重要になってきています。わが国も「児童の権利に関する条約」をはじめ人権関連の諸条約を締結し,人権に関する様々な施策を講じてきました。
 また,教育の場においても,教育基本法に基づき,人権教育に関わる取組が進められてきました。そして,このような人権尊重社会の実現を目指す施策や教育の推進は,確かに一定の成果をあげてきました。
 しかしながら,「人権教育・啓発に関する基本計画」でも指摘されているように,生命・身体の安全に関わる事象や不当な差別など,今日においても様々な人権問題が生じています。特に,次の世代を担う子ども達に関しては,各種の調査結果に示されているように,いじめや暴力そして虐待など人権に関わる問題が後を絶たない現状にあります。
 基本計画の中では,さまざまな人権問題が生じている背景として,一つには人々に中に見られる,人間一人ひとりの個性を無視して同じことを強要する傾向や,古い慣習によるいわれなき差別意識などが要因であるといわれています。
 また,一つには,社会の急激な変化などと共に,人権尊重の理念についての正しい理解や,これを実践する態度が未だ国民の中に十分に定着していないことも,人権問題が生じている要因の一つとして挙げています。このため,基本計画の中では「すべての人々の人権が尊重され,一人一人が大切にされる,平和で豊かな社会を実現するためには,国民一人一人の人権意識の向上が大切であり,そのために行われる人権教育・啓発の重要性については,これをどんなに強調してもし過ぎることはない。」として人権教育の重要性をうたっています。そして学校教育においては,決して知識・理解にとどまることなく,人権感覚を十分に身につけるよう人権教育を推進することが求められてきました。
 このことを受けて,桂坂小学校では人権教育に関わる分野についての指導を,年間を通じて計画的に推進するように位置づけ,それぞれの内容について重点的に指導を行っています。
 本日の授業では,やまゆり学級は生活指導を,1年生では健康教育,2年生では男女平等教育,3年生は外国人教育,4年生はエイズ教育,5年生は環境問題に関わる指導,そして6年生は同和問題に関わる指導ということで,指導事例をご参観いただきました。
 取組のほんの一端に過ぎませんが,本日の授業について,あるいは,それぞれの学級や学年の日常生活における人権にかかわる問題等々,忌憚のないご意見がいただければと存じます。