学校日記

マナーの教育2「友だちの家で」

公開日
2009/05/06
更新日
2009/05/06

校長室から

 先日,児童の祖母の方からお電話いただきました。内容は,遊びに来た孫の友だちの言葉遣いや態度(挨拶など)の悪さについての苦情でした。このような苦情は,時々学校に寄せられます。以前には,「遊びに来た子どもが,勝手に冷蔵庫を開け,中に入っていたものを飲み食いして困る。」とか「夕刻遅くなったので帰るように促したが,帰らないで居座っているので困る。」「家にだれもいないというので,ランドセルをもったまま,遊びに来ている。」などといったお電話をいただいたこともありました。それぞれの方が,その場で子どもに注意されたのかどうかは定かではありませんが,多くの場合は,「学校では,いったいどんな教育をしているのか?」といった不信感が言葉の裏に見え隠れしています。平素,パトロールなどはしているものの,帰宅後の子どもたちの様子はなかなか見えて来ないのが現状です。お電話を通して子どもの様子を垣間見ることができるので,このようなお電話は学校にとってありがたいものでもあります。直接,当の子どもの保護者に苦情を言われた方は,おそらくほとんどおられないでしょう。言うに言えぬ怒りを学校にぶつけられたといったご事情もあると推察します。
 前回の「マナーの教育1」でもお話しましたが,公共の場での処し方や挨拶の大切さについては,実践的な指導をしているつもりですが,まだまだ自分のものとしていつでもできるところまで育っていないということでしょう。この点は学校としても大いに反省すべきところだと思いますが,上記のような遊びに行った先での処し方についてまでは,さすがに教えきれていないと思います。逆に学校教育で取り上げるべきテーマであるかどうかも疑問が残ります。みなさんはどのようにお考えになるでしょうか。
 「早寝・早起き・朝ごはん」といったことを,国家レベルで声高に叫ばなければならないほど,家庭教育の弱体化が危惧されますが,その任をすべて学校が担うことは到底できません。また,それは決していいことではないはずです。周囲の大人が,自分だけ,自分の子どもだけ良ければいいというのではなく,自分の子どもの周りの子どもたちも育てるという姿勢をもっと強くもってほしいと思います。