学校日記

シリーズ:「子どもを共に育む京都市民憲章」〜行動理念6〜

公開日
2011/04/28
更新日
2011/04/28

校長室から

 これまで、「子どもを共に育む京都市民憲章」の行動理念についてシリーズでお伝えしてまいりましたが、いよいよ最後の行動理念です。それは、「子どもを育む自然の恵みを大切にし、社会の環境づくりを優先します。」というものです。

 都会に暮らす西院校区の子どもたちにとっては、自然にふれる機会は意図的に作らなければならないことが多いでしょう。学校では、生活科や総合的な学習の時間、理科や社会などの教科の中でも学習しますが、社会見学や修学旅行、みさきの家、長期宿泊・自然体験活動などの宿泊行事でも、自然を感じるような機会を数多く盛り込んでいます。人間も自然の一部であること、自然から多くの恵みを得ていること、自然には、東日本大震災の例を見るまでのなく、人事の及ばないことがあることなど、数多くを学ばなければなりません。
 
 自然体験をもっとさせることが大事であることは分かり切っているものの、身の回りから自然がどんどん減少しています。子どもとのふれあいの時間確保も含めて、実際にはいろいろ難しい問題もあると感じるかもしれません。家族の経済生活を支える仕事を軽んずることもできません。親はジレンマに悩むばかりです。
 
 このような中、「社会の環境づくりを優先します。」という憲章の言葉には、個々の家庭だけが努力してもだめで、社会全体が、親子のふれあいを応援する風土を培っていかなければならないということを言っているのです。2007年には「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」が策定されました。政府は、その推進のために、国民運動「カエル!ジャパン キャンペーン」を開始した、という報道もあります。
 
 「言うや安し、やるは難し」です。しかし、親子の時間をいつ、どのように持つのかは、それぞれのご家庭に選択権があるはずです。ゲームやテレビばかりでなく、一緒に散歩するのもいいでしょう。西院校区なら、西京極運動公園や桂川、双ケ丘、少し足を延ばして嵯峨野界隈、愛宕山などもお勧めです。要するに、親御さんの意識次第で、憲章を具体化できる余地は残されています。