学校花日記10「初夏の花ドクダミ」
- 公開日
- 2009/05/29
- 更新日
- 2009/05/29
校長室から
グリーンベルトや校舎の北側に、ドクダミの花がたくさん咲きました。ドクダミは漢字で書くと、「毒溜」(どくだめ)と書きますが、おそらく、その独特の匂いから、「何か毒があるのだろう」と思われて、このような名前がついたと考えられています。
ところが、江戸時代の貝原益軒が著した「大和本草(やまとほんぞう)」(1709)には、「わが国の馬医、これを馬に用いると、十種の薬の効能があるので、十薬(じゅうやく)という」という記述があるそうで、生薬名も十薬となっています。つまり、様々な効能があるということです。「どくだみ茶」には、利尿効果や便通の改善及び高血圧予防といった効果あるといいます。いつも、参考にしている野草ハンドブックにも、筆者が「子どものころに酷く化膿した際、母親がドクダミの葉を蒸して根気よく貼ってくれたおかげで病院で痛い目に会わずに治った」という話も載っています。センブリやゲンノショウコなどとともに、古くから民間薬としてよく知られていたそうです。
とはいえ、雑草として抜くときには、そのいつまでも残る強烈なにおいには辟易してしまいます。道端の草花にも、すごい効用があります。そんな話を、ぜひ子どもにしてやってください。ちなみに、ドクダミのあのいやな臭いは「デカノイルアセトアルデヒド」という精油成分だそうです。