「がんばれ。」と「だいじょうぶ?」と「ありがとう。」と「お待たせ。」
- 公開日
- 2018/12/18
- 更新日
- 2018/12/18
校長室から
5年生の長期宿泊学習「花背山の家」での出来事です。
山の家での生活にも慣れた3日目,「雲取山」登山がありました。標高900mの北峰をめざすこの登山は,この学習の文字通り大きな山場です。距離や高さは程々ですが,自分の膝より高い段差を何十回とくり返し上らなければならないポイントがたくさんあります。当然,隊列は徐々に伸びていき,後れを取る子どもたちも少なからず出てきます。そんな時,先を行く子どもたちから,「がんばれ。」「もう,ちょっとやで。」「そこは滑るから気を付けて。」と声がかかります。黙々と進む中,その声は励みになるものです。少し遅れ,やっとのこと休憩ポイントで合流すると,「だいじょうぶ?」「きつかったなあ。」と,また声がかかります。声をかけられた子たちも,「ありがとう。」「お待たせ。」と返します。
この様子から,「登山」という活動を通して,子どもたちが鍛えたのは「体力」だけではなく,「互いを大切に思いやる心」なのだと改めて感じました。経験を共有することは本当に大事です。
12月4日から12月10日までは「人権週間」です。今年は,世界人権宣言の70周年ということですが,依然として「人権」が守られていない事案が国内外にあります。
私自身も,自分では気付かないうちに,無意識に,感覚として「人権」を軽視した言動をしていることがあるのではないかと思います。子どもたちの良い手本であるためには,何気ない日常を点検しなくてはいけません。
子どもたちと同じように,「互いを大切に思いやる心」をこの先もずっと鍛え続けていきたいと思います。