学校日記

「2泊3日の冒険」

公開日
2018/11/09
更新日
2018/11/09

校長室から

 4年生の野外活動「みさきの家」に行ってきました。私は,担任時代から数えて13回目だったのですが,子どもたちにとっては,もちろん初めての「みさきの家」です。2泊3日,家や家族と離れて過ごすことに,不安を感じていた子たちもいたと思います。また,送り出す側のご家族の中には,本人以上に心配されていた方もおられたでしょう。
 「みさきの家」の生活は,子どもたちにとって,とても「不便」なものです。テレビやゲームはありません。YouTubeを観ることもできませんし,自由に開けることができる冷蔵庫もありません。トイレはずいぶん離れたところにあって,お風呂も決まった時間に入らなくてはなりません。汚れた衣類は自分で片付けて,明日の準備も全部自分でします。食事が終わったら食卓をきれいにして,布団も自分で敷きます。懐中電灯の明かりだけが頼りの道を歩くこともあります。集中力を高めて注意しなければ怪我をするかもしれない場面があったり,自分の事は自分でしなければ次の活動ができなかったり。本当に大変で「不便」です。でも,子どもたちは易々とこの生活を自分の物にして,3日間を楽しく過ごしてしまいます。あえて言うなら,「不便」だからこそ楽しく過ごすことができるような気がします。
 「みさきの家」は,子どもたちにとって,仲間と共に挑む小さな冒険だと思います。(もちろん実際には安全が担保された冒険です。)ここでの経験や思い出が何の役に立つのか,今は分からないかもしれません。でも,大切なものであることは間違いありません。不安を乗り越えて,少し凛々しくなって帰ってきた4年生。これからが楽しみです。