ここにグー
- 公開日
- 2018/06/01
- 更新日
- 2018/06/01
校長室から
授業中の教室に,断りもなく正々堂々と入っていけるのは,校長の役得みたいなものでしょうか。時間があると各教室に出向いて,子どもたちの様子を見に行きます。授業の邪魔にならないようにそっと入っていくのですが,どうしても気になるのが座位,座る「姿勢」です。姿勢が悪い子がいると,黙っていられません。「もっと深く座って。」「体をまっすぐにしてごらん。」「ここにグーが入るように。」と言ってしまいます。
私が子どものころは,家でも学校でも,お出かけ先のレストランなどでも,姿勢が悪いと叱られたものです。そのころは,親や先生が,「姿勢よく座らせよう」とする理由を「背筋を伸ばして腰を立てて座る」と見た目もいいし,お利口さんに見えるからだと思っていました。いわゆる「お行儀が良い」子どもとして「姿勢よく座る」ということを躾けられていたのでしょう。でも,「姿勢よく座る」べき本当の理由は別にあります。
悪い姿勢が影響して体に起きるかもしれないことを挙げてみます。
【呼吸が浅くなり集中力がなくなる】
背中が丸くなると肺がうまく動きません。その結果,呼吸が浅くなって脳に運ばれる酸素が少なくなり,脳の機能が低下します。機能が低下した脳は,集中力を維持できません。
【筋肉に負担がかかり肩こりや腰痛を引き起こす】
姿勢が悪い状態の時,実はバランスをとるために筋肉に負担がかかっています。そのために,運動をしたわけではないのに,関節が痛くなったり,体がだるくなったりします。場合によっては,頭痛やめまいが起きることもあるそうです。
【脊柱に負担がかかり発達に影響が出る】
脊柱(背骨)には,たくさんの神経が通っています。その脊柱に負担がかかるような悪い姿勢を続けると,神経が圧迫されて正常な発達が阻害されたり,自律神経に影響して内臓に悪い影響がでたりする場合もあるそうです。
どうでしょうか。大変です。姿勢が悪い子たちがいたら,放ってはおけません。これからも声をかけ続けようと思います。「ここにグー。」