藤袴
- 公開日
- 2011/10/07
- 更新日
- 2011/10/07
学校の様子
すがすがしい季節となりました。正面玄関の右手に原種のフジバカマの花が咲いています。
フジバカマ(藤袴)とは,キク科の多年草で,9月から10月にかけて,藤色がかった白い花をつけます。昔から,河原や野辺に咲く山野草として親しまれてきました。
文献では「日本書紀」に最初に現れ,「万葉集」には秋の七草として詠まれています。
平安時代に紫式部が書いた源氏物語の三十帖「藤袴」の巻には,主人公の光源氏の使者として,玉鬘を訪れた源氏の息子の夕霧が,藤袴の花に託して,恋する玉鬘に贈った歌があります。
「同じ野の 露にやつるる藤袴 あはれは かけよ かごとばかりも」
また,乾燥させたフジバカマの葉は昔から香料として用いられ,みやこの女性たちは,フジバカマを香袋に入れ,そっと着物に忍ばせたそうです。
「やどりせし 人のかたみか藤袴 わすれがたき 香ににほひつつ」
古今和歌集より
ご来校の折に是非ご鑑賞ください。