あいさつ
- 公開日
- 2015/05/01
- 更新日
- 2015/06/03
校長室から
先日地域の方がドキッとすることをおっしゃいました。「校長先生,どうしたんや。このごろあいさつできひん子どもが多いなぁ。去年の子の方がよっぽどしたで。」実は私も同じことを思っていたのです。昨年はわれを争うようにあいさつをしてくれる子がいたのですが今年はあまり見受けられません。朝に校門に立っていて入ってくる子ども一人一人に「おはようございます。」と声をかけます。交通対策協議会の方や自治連合会の方も声をかけてくださいます。昨年度に学校運営協議会で「あいさつが社会への第一歩」ということであいさつの大切さを話し合いましたが,どうも子どもたちにあまり響いてないのです。
ところが…先日の児童朝会で児童会の役員や学級委員の紹介があった時,子どもたちは一言抱負を言います。それを聞くと…「あいさつをしっかりする七条第三小学校にしたいです。」「本当のあいさつ日本一をめざします。」などと言います。どうもこのギャップには何かあるようです。そこで私もそのギャップを考えるために2〜3日気を付けて見てみました。いくつか私なりに見えてきたものがあります。
一つ目はなるほど口はわずかに動いています。しかし口ごもって聞き取れない声の大きさの子が多いようです。下を向いてモゾモゾと言う子です。そんな子どもたちとはなかなか目が合いません。二つ目は友達同士で仲良くおしゃべりをしている子どもが多いことです。つまり会話を途切れさせないようにしているために「おはようございます」と返せないのです。こんな子ども達は反対にこちらを向いてニコッとはしてくれますがそのまま通り過ぎます。3つ目はこの1週間ほどあいさつ隊も校門に並んで立ってくれていますが,その隊員たちの声も少し小ぶりです。笑顔とともに爽やかにあいさつをしてくれているのですがやかましいほどの声ではないのです。
これらのことで少し安心しました。それは子どもたちの間には確実にあいさつが浸透してきている。気持ちのいいコミュニケーションを取ろうとしてくれていることが見て取れるからです。
ならば次の手を考えればいいのです。あいさつのように日常生活に近いものは指導すれば変わる…ものではありません。ましてほっておいても変わりません。意外に次の手は難しいのです。今教職員もどんな手を打つか考え中です。でも私は密かに思っていることがあります。児童会があいさつ運動を続けて取り組んでくれているうちに,大きな声に変わるんじゃないかと…。教職員の打つ手よりも子どもたち自身が考えることのほうがいい手になる事が多いのは長年の経験で知っています。
夏休み前には「校長先生,どうしたんです?今年の子どもたちはようあいさつするなぁ。どんな指導を入れはったんです?」と聞かれることを楽しみにしています。
校 長 安田 曜